講師として来ていただいたのは、橋場 隆 先生(臨床発達心理士)で、その話の内容から、私はすぐにこう思いました。
(ああ、この先生は本物のプロだ。臨床事例をとんでもないほどたくさん積んでいらっしゃる方だ。)
その理由は、発達の課題がある子どもたちやそのご家族に対して、どんな支援をすることができて、それがどのくらいの時間かかるのかなど、少し話を聞いただけで、私たちのするべきことが容易に想像できたからです。
私たち教員にとっては、子どもたちの指導で悩んでいたことの原因をはっきりと理解することができ、全員で共通理解をすることができた貴重なものとなりました。
特別支援の学習会ですから詳しいことを書くわけにはいきませんが、研修後の先生たちの会話の中には、前向きな言葉や子どもの指導に希望の光を見つけたような発言ばかりが聞こえてきて、夏休み明けに向けて良い状態でスタートを切れそうな感じになりました。
私の個人的な意見をここで述べますが、参加した全員がこうしたポジティブな気持ちになれる「本物の研修」を、お金を出してでも区は実施するべきだと思います。7月に行った「区から与えられたある研修」では、残念ながら参加した全員が疲れ切ってしまい、大変にネガティブな気持になりました。学校の満足度を向上させるというねらいの研修だったのですが、受講した私たち教員が不満足になるような研修では、その効果はどうなのかと疑問を感じてしまいます。今日の研修でしたら、橋場先生に何度でもお願いしたいと思えるものでした。やはり現場のニーズにピッタリ合った研修を、学校自らが行うことこそ予算的支援を行う最大の効果があるのではないでしょうか。一律に研修を与えるのではなくて、学校ごとに「教員育成のための研修予算」を捻出してくれるようなシステムを導入していく勇気ある自治体が現れてほしいと思います。
そんな感じで、この夏休み、バレーボール指導一色だった私も、今日から仕事モードに入りました。
現在の私の役目は「教員育成」なので、率先垂範で教育のことを学んで、たくさんの情報を与え続けようと思います。
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