引用するのは、池松壮亮さんが演じる「久保武彦」が語った言葉です。久保武彦とは主人公の一人「平太」が病院に入院していた時からの友人で、今も引き続き重い病気で長期入院している高校生という設定です。
その久保君がこのようなことを語ります。
「あせっているとか、悔しいとか、この先どうなってしまうんだろうとか、思っていること吐き出したいけど、言われた方も困るだろうしさ。大丈夫だよとか、何の根拠もなく励まされてさ、おれの方もさ、『ありがとう、がんばるよ』ってさ、何をどうがんばればいいのか全然分かんないのにさ、言ってみたりして、うっとうしいよな。」
ああなるほど、この励まされ方は、まったく“論理的ではない”から説得力を持たないのだな。具体的な根拠を示すことができればちょっと違う感じで伝わるんだろうな。そんなことが私の頭に引っかかったわけです。
これを「三角ロジック」に当てはめて考えてみると、こうなるのではないでしょうか。
重病なんだけども「直す方法=根拠」を具体的に示し、進むべき方向性を見えるようにする。
そのために明らかにできる数字的なデータはすべて把握する。
これによって、何をどうがんばれば良いのかを明らかにする。
さらにより優れた行動化を引き出すために、同苦し、共に悩み、寄り添うような気持ちを持つことで、前進への「気づき」を得られるようにしていくこと。「そうか!こういう実態だから、こんな風にがんばれば良いのか!」「自分にはこんな役目があったのか!」「こういう現状だから、自分の夢はこういう夢にしたい!」というようなものが生まれてくれば何かが変わっていきそうだ。
もちろんここに書いた内容は、現実的なものではなく、ただ論理的な発言力に直したらどうなるだろうかと考えたつぶやきみたいなものです。なので、この文章で何かを伝えようとしているわけではありません。ただ、テレビドラマもなんとなく見るのではなく、そこから何かを考えるような見方を子どもたちにはしてほしいなぁと思っています。
身近なドラマについて書いておけば、きっと子どもたちの中に、ドラマを見る時にいろんなことを考える子が現れるかもしれないなと思ったので、つまらない内容でしたが書いてみました。
読んでいただきありがとうございます。
できましたら応援の1クリックをお願い致します。

![]() | マインドマップで作文すらすらワーク (ドラゼミ・ドラネットブックス) |
クリエーター情報なし | |
小学館 |