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4年生の保護者による読み聞かせ第4回。
今朝、読んでいただいた本は、先週に続いて「ともだちシリーズ」でした。
森の乱暴者と自負するオオカミさんは、そのプライドから、ケガをしたクマさんのことを看病していることを、キツネさんに気づかれないようにしている。しかし、その優しさにキツネさんも気づいている。ともだちであることの喜びをテーマにしている絵本シリーズです。
読み聞かせの時は担任から毎回、「なぜその本を読んで下さったのですか?」という質問をしています。今日のお答は、ママさんの心からの叫びと感じた私です。
「私にも高校生の時からずっと仲良くしている6人の友だちがいました。しかし、そのうちの一人が病気にかかって亡くなってしまったんです。私は腸(はらわた)がよじれてしまうほど悲しかった。それほど大切な友だちだったんです。
友だちはいいのよ。昔の友だちに会えば、何才になっていたとしても、心はすぐに女子高生にもどれる気がするの。いつまでも若いままなんだ、友だちって。だからみんなも、今いっしょにいる友だちを大切にしてくださいね。」
素晴らしい話を子どもたちに聞かせて下さいました。その言葉の端々から、我が子だけでなく、4年生の子どもたち全員への深い愛情を感じました。
保護者の皆さんの読み聞かせは、単なる読書なのではなく、子どもたちにはママさんたちの深い心根に触れることのできる貴重な場となっているのです。