赤ちゃんの脳神経とマインドマップの関係 | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

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現在発売中の「ニュートン」は、脳研究の今というテーマで特集されていますので、マインドマップ公認フェローとしては大変興味深い内容となっています。ぜひご一読下さい。

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この中で、私が「なるほど!」と感じたことがあります。
人間の赤ちゃんの脳の発達過程のことです。

人間の脳は赤ちゃん時代に、まずは徹底的に脳神経を伸ばし切るそうです。人生で最も脳神経が張り巡らされているのは乳幼児期なんだと。伸ばせるだけ伸ばし、つながるだけつなげておくということです。そのため、乳幼児の手の動きを観察すれば、決して器用には動かせない。なぜなら、必要以上に脳神経がつながっているので、脳の中で必要ではない情報まで使わなくてはならない。人間の脳は、その最大に伸ばし切った状態から、不必要なものを捨てて、必要最小限に絞り込むことで、スムーズな動きをしていくようになると考えられる。これが最先端の脳科学だということです。

ここで私はピン!と来たのです。

「あ~!この動きはマインドマップ初心者のかき方と似ているぞ!」

マインドマップをかき始めた頃、きっと誰もが書いているテーマとは全然関係ないような言葉がどんどん出てきたのではないでしょうか。それでもとにかく伸ばせるだけ伸ばしてみたいという気持ちにもなったかと思います。そうやってかいていると、その末端に、自分にとって必要なキーワードが登場してくる。そして、出てきたキーワードがつながりを持っていることに気づく。
そして、
「なるほど!自分はこういうことをやりたかったんだな!」
「そうか!こういう方法で問題を解決できるじゃないか!」
といった「AHA!体験」をくり返すうちに、マインドマップのかき方も熟練し、整理されて、究極的には「セントラルイメージ」を描いているだけで答えが出てしまったなんてことも起こるわけです。

何度も何度もマインドマップをかくことで、思考方法が脳内にできあがり、「脳内マインドマップ状態」が簡単に作れるようになる。これはまるで人間の脳神経の発達のようなものだと感じました。


脳開発の分野は、まだまだ歴史が浅く、人類史的にはスタートしたばかりです。だからこそ、自分のメンタルブロックを上手にはずして、とにかく「やってみる」「続けてみる」
これができた人に天使の微笑みが待っていると思えてなりません。


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