命と心のマジカルマップ | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

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本日、勤務校で行われた「セーフティ教室」に講師として来てくださったのがNPO法人日本腹話術師協会・理事長の飯室真奈美さんでした。

私が子ども達を連れて体育館に行くやいなや、会場にいらっしゃった読売防犯協力会参与の柏田さんにお声をかけていただきました。

「井上先生ですよね。初めまして。実は先生が取り組んでいらっしゃるマインドマップの話題を今回の内容に入れさせていただきました。それで題名がマジカルマップとなっています。よろしくお願いします。」

あ~!だからマジカルマップだったんだ~!
それは光栄なこと。(ならばマインドマップをかかねばならぬ!)と、急いでマインドマップ道具を教室に取りに行き、きちんとしたマップをかく準備をして腹話術でのお話しを描き取っていきました。

それが今日の画像のマインドマップです。



有名な腹話術師の飯室さんが行う講演の内容は小学生の子ども達にとっては、ものすごく心を動かされるものでした。

人形の「なっちゃん」の友達である「はなちゃん」が、ネットによる中傷被害で不登校状態に追い込まれていく姿。たとえ誤情報であっても、ネット上に書かれた悪口によって、就職内定を取り消されたという悲しい事例。ひとつひとつが身に染みて、自分自身の生活を見直さざるを得ない気がしました。


今日学んだポイントを書き残しておきます。

☆ネット上の問題で困ったことがあった場合は、「♯9110」に電話をすること。

☆人を叩くいうことは叩いたその手の痛みが自分に返ってくるということになる。これは別の一面で考えると、肉体的な痛みはすぐに感じられるが、これから話をする心の痛みは感じている本人にしか分からないことがあるとも言える。

☆学校裏サイトや掲示板、ブログなどの書き込みサイトに書かれた悪口は、心を闇の中に落としてしまい、救いようのないくらいのショックを与える。

☆最近の会社採用の資料として、その人のことをネット検索するケースがある。過去にウソの悪口を書かれたことがログに残っているだけで、その人が不採用になったこともある。

☆ネット上のことをすべて信じるのではなく、五感を使って本物が何なのかを感じ取る力が必要である。

☆万が一、犯罪を起こしたとして、その犯行が見つからなかったとしても、自分の心の目だけは一部始終を見ている。自分にだけは絶対に隠すことができない。自分自身を心の目で見つめていくことが大事だ。

☆自分の命をどう使い、自分自身をどう作りあげ、どう生きていくのかを考えてほしい。

☆犯罪やトラブルに巻き込まれないためには、正邪を判断して行動する「勇気」の心が必要であり、自分をより良く変える「チェンジ」の心が必要であり、いつも「ありがとう」という感謝の心を持っていることが大事である。



セーフティ教室終了後、飯室さんに直接ご挨拶をさせていただきました。
なんと午後からは群馬県の大学でお仕事があるそうで、この記事を見られるようになる時間は夜中の0時近くになりそうだと。日本にはこうして正義と安全のために骨身を惜しまず行動している方がたくさんいるのだと感動しました。



飯村さんへのプレゼントのつもりでかいていた今回のマインドマップです。
仕上げを教室で描いていたところ、井上学級の子ども達の中で数人が興味津々でのぞき込んできました。そういえば、自分が本気モードでマップをかいている様子を見せたことがなかったかな。カラフルに仕上げていく場面をずっと見ていたT.M君。マインドマップをレベルアップさせるモチベーションがかなり上がった様子でした。

社会のテスト勉強用マインドマップを宿題に出してあるので、どんなマップを描いてくるのか楽しみです。