私をつくった名著 人生を変えた1冊 黄金のブックガイド【書評】 | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

このブログは小学生バレーボールチーム「矢口タートルズVC」の情報と、小学校教育に関する情報を発信しています。

私をつくった名著 人生を変えた1冊 黄金のブックガイド
Chabo!を応援する著者の会
東洋経済新報社

このアイテムの詳細を見る


「本を紹介すること」と「社会貢献」を目的とした本の紹介です。

この本は、勝間和代さんが中心になって作られた「Chabo!」という組織で作られたガイドブックです。印税のすべてがJENを通して世界の難民、被災民の教育支援や自立支援に使われるそうです。
購入すれば、その瞬間に社会貢献に参加することになります。


実はこの中で、今一緒に「マインドマップ」の仕事をさせていただいている神田昌典さんがこう書いています。

「では豊かになってしまった現在、英雄になるのは誰か?それは戦後と同じく、社会的な大問題を解決できる人物です。そして今の時代の大問題というと、子供の鬱や精神疾患の問題だったり、引きこもりの問題でしょう。それを解決しようとする志のある人、つまり、教師の時代になるわけなのです。」


ここで問題にし、はっきり書いておきたいのは、ビジネス界に生きる方々が教育を語るときに、「教育の目的」を見失ってはいけないということです。教育の目的はビジネスを成功させることでもなく、金儲けのためでもなく、会社を支えていくためでもありません。経済を目的とした時に教育の生命線は失われます。


教育の目的は「子どもをして幸福境涯に至らしめること」です。


この本を読んだ人は、このことをまず理解する必要があるでしょう。そしてそれを実践して成功しているのが、Chabo!の成功者の皆さんだと私は把握しています。自分の成功だけではなく、ビジネスパートナーをも成功させる。エゴを廃して「WIN-WINの関係=相互幸福の関係」を意識しているからこそ、素晴らしい仕事ができているのではないでしょうか。


「では学校の先生の時代になるのか」と誤解されるといけないのでつけくわえておきますと、私は教師とは「職業教師」のことではないとも思っています。教育公務員である学校教師は「職業教師」です。職業教師には時代を変えていく力は湧いてこないでしょう。

神田さんの言う「教師の時代」とは、本当の意味での社会の問題解決をしていく指導者たる「教師」の時代だと思います。歴史に名を残しているソクラテスしかり、ペスタロッチしかりです。皆、学校という枠を超えて戦い、時代を創っていった「教師」です。

このブログを読んでくださっている先生は、21世紀のソクラテス、21世紀のペスタロッチを目指そうではありませんか。


私は大学時代に恩師からこう教えられました。

「戦後の世界、また日本を見るとき、時代の動向は大きくいって政治の時代、経済の時代と推移してきたといえよう。しかし、これからの二十一世紀は、教育の時代、文化の時代であると私は見たい。君たちは、これからありとあらゆる分野に自由に巣立ってもらいたいが、二十一世紀の底流は、生命の世紀であり、教育・文化の時代であることを念頭においてもらいたい。」

「ソクラテスは、自らの信条を青年達に伝えるため、あらゆる場を利用したのであります。市場で、あるときは街頭で、宴会場で、およそ人間の集まるところならば、どこでも、彼は教育していったのであります。堕落せる学問と戦っていたのであります。そこには、徹底的な対話と訓練があり、まさに校舎なき人間大学の観を呈していたといえましょう。」


心ある人が加速度的にネットワークを組める時代となりました。

時代は確実に変わるのでしょう。


(生意気なことを書いてすみませんでした。)

下記バナーへの皆さんのワンクリックで、教育界へのマインドマップ普及、小学生バレーボールの普及にお力添えをお願いします。
にほんブログ村 教育ブログへ にほんブログ村 教育ブログ 小学校教育へ にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ