
今日書いた取材記事の中から、小学生に目を通してほしいものを載せておきます。
リンクだけと思いましたが、携帯で読んでいる方のために文字で載せます。
宮崎県女子代表チームのキャプテンが行った「誓いの言葉」です。
こんな言葉を発表できる小学生を育てたいものです。
「誓いの言葉」
ここは東京体育館。今、夢にまで見た全国大会に私は出場しています。喜びと感動で胸がいっぱいです。
全国から集まった98チームの皆さんも、きっと同じ気持ちだと思います。
私がバレーボールを始めたのは、4年前、全日本女子がオリンピックに出場したあの時からです。テレビで見たすばらしいプレーにあこがれ、バレーボールを始めました。靴やサポーターを買ってもらい、初めて練習に行った日のことは忘れません。毎日、練習が待ち遠しく、楽しくてたまりませんでした。
最初は楽しい練習でしたが、高学年になり、練習内容も難しく、厳しくなり、楽しさばかりではありませんでした。友達がそろってお祭りに出かけるときも、私は体育館でした。思うようにプレーができない時、私なんかとても無理だと思い、やめようかなと思ったときもありました。
でも、練習のため、なかなか会えなかったおじいちゃんやおばあちゃんが試合を見に来て、「菜奈ちゃん、がんばれ!」と励ましてくれました。ふだんは無口なお父さんが試合の時は声を枯らして応援してくれました。どんなに疲れていても、お母さんは夜遅くまで、ユニホームやサポーターを洗濯してくれました。そしていつも私たちのことを第一に考えてくれる監督の先生や心をひとつにできるチームメイトがいました。多くの人に支えられ勇気をもらい、私は今日まで頑張ってくることができました。そして全国大会に出場することができました。
県大会の準決勝で私たちはフルセット35対33という試合をしました。あれが自分たちのバレーボールだと思います。どんなときでもあきらめず、心をひとつにするバレーボール、それが私たちのバレーボールです。
98チームの皆さん、明日からの試合で、全チーム、自分のチームのバレーボールをしましょう。お互いの良さを十分に出し合い、堂々と競い合いましょう。そしてそれぞれの日本一を目指しましょう。
最後になりましたが、この大会を開催し運営していただきます多くの皆様に心から感謝します。ありがとうございます。
サントリーカップ第27回全国大会、私たちは全員で笑顔と感動の大会にします。
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