このテーマは前にも書いたおぼえがあります。
辰巳ジャンプの歴代キャプテンを知る交流チームの監督さん方はみな同意してくださると思いますが、そのキャプテンシーの高さは我がチームの自慢のひとつでした。
初代は成績優秀、人柄も最高でした。中学や高校に行っても、学校の中心として活躍しています。
2代目はみんなをグイグイ引っ張っていくタイプ。都大会初出場もこの子を中心に勝ち取り、「あきらめない、ねばり強い辰巳」を印象づけたのもこの時でした。
3代目は「私の代理」と言ってもいいくらいに素晴らしいキャプテンで、私が1つ言ったら10にして返してくれるような子でした。「声を出しすぎるとのどがつぶれるから、君はそんなに声を出さなくてもいいよ。」と私が制止するほどの頑張り屋でした。
4代目が現6年生の「辰巳最強軍団」を統率してきた子です。個性の強い集団を融和させるには、この子の清潔な心が必要でありました。
辰巳のキャプテンという立場は決して楽ではありません。楽しくないことばかりです。人間的に強くないと辰巳のキャプテンはできません。私の要求がものすごく高いからです。ただし辰巳のキャプテンをやりきった子はすべて、人間的に大きく成長しているのではないかと思っています。
どうぞ現キャプテンも、「辰巳ジャンプのキャプテンらしくなった」と言われるまで、たくさん悩んでください。