今日はご近所の学校で研究発表会があったので、辰巳小学校は午前授業にして、教員全員でお勉強に行かせていただきました。
研究テーマは国語「よく考えて表現する子」でした。
私が一番心に残ったというか、心を洗われたという授業は、心身障害児学級の授業でした。
「障害児教育は教育の原点」
このように言われています。目の前にいる一人の子どもと向き合い、この子が幸せに生きていくためにはどんなお手伝いをしてあげられるのかをていねいに真剣に考えていく。私自身の教員生活の出発が障害児学校でしたので、今日は本当に原点に返った気持ちにさせてもらいました。
さて、今日の研究発表会の講演は、あのオスマン・サンコンさんでした。サンコンさん、江東区の木場に引っ越したらしく、もしかしたら道でバッタリなんてこともあるかも!そしたら気軽に話しかけてしまいましょう!
なぜサンコンさんが講師だったかといえば、国際的には「文字を読める能力」以上に「コミュニケーション能力」が必要だということを、サンコンさんの体験から裏付けるためでした。簡単に言えば「おしゃべりする子をほめてあげた方が良い」という主張でした。
教室がうるさくなりますが、私ももう少し子どものおしゃべりを聞いてあげようかなぁという気持ちになりました。
とても大事なことも話してくれました。
『ギニアの親から教えられた大事にしなくてはならない4つのこととして「ゆずり合う気持ち」「分け合う気持ち」「認め合う気持ち」「感謝の気持ち」というものがある。日本人はこういうものを失いつつある。』
確かに・・・自分自身の生活も反省しなくては。