バレーボール指導を真剣に続けていると、その雰囲気から知らず知らずのうちに自分の本来の姿を忘れてしまっている時が出てきます。自分で決めた目標設定が高く、実力もないのにその目標に追いかけられている感情に襲われる。
学校の教師としても同じことが言える。
理想の児童像を追い求めるあまり、児童の実態からかけ離れている自分に気づかず、過剰に子ども達を追い込んでいることがある。
ある出来事から、自分の進んでいる方向に修正が必要な気がしてきました。
私はもう少し「一人の子ども」という存在を温かく見つめていかなくてはならないのではないかと。
15年前、学級崩壊におちいった私のクラスが、復活したキーワードは「子どもの心の宝さがし」でした。これが私の原点です。初心です。
何かあるごとに、ここに立ち返ることができる私は、幸せなのかもしれません。