同じ言葉でも境涯によって捉え方がちがう先人の残した言葉の数々。指導者に力となる言葉の数々。これはみな同じ言葉なれども、経験の浅い時期の指導者には「単なる文字」と見える。少し知識が増えてきた指導者は「その言葉の奥」に隠された呼吸を見抜く。目的観の突出した指導者は言葉の奥に秘められた「真実」を見抜く。達観した指導者はすべてを「子ども達の歓喜」に使い切ることができる。すべてを楽しみに変え、乗り切っていくことができる。自身の心の師とはなっても、自身の心を師としてはいけない。