練習試合、今日の収穫 | 一歩一歩 前に前に(小学生バレーボールチーム 矢口タートルズVC)

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今日はお隣の東○さんに呼んでいただき練習試合。東○さん、南○西さん、辰巳の3チームで1日有意義な練習になりました。13セットをこなす。合計97セットの積み重ね。目標としてやってきた100セットは当然達成し、12月中に140セットまではできそうです。そろそろ取りこぼしのないチームに仕上げていきたいと思います。

今日は、三○中に行った卒業生のいっちゃんがコーチとして来てくれました。新人戦の都大会でベスト16になっているので、自信がついてきたみたい。ひと言ひと言のアドバイスに重みがあって、なかなか良いコーチでした。いっちゃん、ありがとな!

今日の最大の収穫というか、ドラマというか・・・。
来年のライトアタッカーとして期待している入部4ヵ月の4年生。経験が浅いので、試合中にどうしても声が出ない。一人浮いている状態になって、チームのリズムを狂わす。それは当然なのですが、辰巳ジャンプの場合は「経験が浅いからしょうがないとか、1年生だからしょうがない」ということはタブーなのです。「出たい!」と言って試合に出てきたからには皆同じ。
セット中、「声を出せ!」「チャンスと言え!」「ラッキー!と喜べ!」「ミスしたら明るくゴメンと言う!」などなど、次々と私に言われ、追い込まれ、普段泣いたことのない子がとうとう涙。それでも次のセットも、その次のセットも試合に出す。なんとか壁を破らせたい。チームの仲間も一生懸命支えてくれる。やっと最後の最後、ベンチにいる子たちからも、
「先生!他の子が気がつかなかったのに、今、○○ちゃんだけちゃんと声を出して、ガッツポーズしていました!!!」
と認められるまでに。動きもとても良くなり、チームのリズムにもしっかり乗ることができている。
直後のミーティングでは、
「今日は、本当につらかったよね。でも負けずにがんばったから、本当の意味でチームの一員になれたんだよ。最後はすごく楽しかったよね。5年生がスパイクを決めてくれるのが、自分のことのように嬉しかったんじゃない?」
の言葉に笑顔で、
「はい。」
これで辰巳ジャンプに新たな希望の星が生まれました。