関東圏では震災関連でガソリンの供給が一時的に滞り、

需給関係が逼迫し、各地で給油所に長蛇の列が発生し、

燃料切れのため閉店する給油所も多くなっている。


市内で給油所を営む石油王、Sさんの給油所にも

消費者がガソリンを求め列をつくった。


計画停電の影響で午後7時に店じまいし、

後片付けを行っていたSさんのもとに、

午後九時ごろ、中年男性二人が車で乗り付けた。


一人は暴力団風の男で、

ひとりは杖をついて腰をまげていたという。


今日は閉店である旨をSさんが伝えたところ、

「オーストラリアではアロワナを釣ったことがある、

 焼いて食ったが骨は多いし肉も臭い。」

と暴力団風の男がSさんに告げたという。


身の危険を感じたSさんは、

「腹は据わってます!俺と一緒に小旅行!」

と相手に伝えたながらガソリン10L渡したところ、

二人の男は大人しく帰って行ったという。


Sさんは前日も、

寄居在住の中年男性に、

「今このオレンジのリングを持っていると、

湘南乃風のライブがただで見れる」

という投資話を持ちかけられ、

軽油をだまし取られたという。


二日続けての災難にSさんは、

「もうすぐ牛の出産が控えている、

早く子牛を散歩に連れていきたい」

と涙ながらに語っていた。


みつさん、ありがとうございました!