ロンドンに行ってきました。市内の住宅に5日間居候しながら、街なかを案内してもらいました。

6月は一年中で最も天候がいいとのこと。でも、長袖と雨よけのコートは必携です。

天皇皇后両陛下が御訪問される1週間前でした。

 

その1 では 飛行機の話を取り上げることにします。

 

地方空港から羽田で乗り継いで、ロンドンヒースロー空港まで約14時間50分。

BrithishAirwaysの機内はすっかり異国ムードです。

 

羽田から、一路北上、北海道、千品列島沖を通過して、アラスカ上空から北極海方面へ

 

6月の北極海はずっと明るく陽は沈みません。水平線近くに太陽が輝いています。

夕食の機内食がおわれば、窓にスクリーンをかけ、消灯の時間になりました。

あとは、座席の前のモニタ―で映画を見ながら、GPSのモニタ―で進行経路を眺めます。カーナビならず飛行ナビ?

グリーンランド上空を越えると、まもなくグレートブリテン島が地図にあらわれます。

朝食の機内食をいただいていよいよ到着に備えます。

 

残念ながら北極の氷原は見えなかった。

グリーンランドの形って、細長いことに気づいた。

一回の給油であの大きな機体が約15時間も飛行する驚き。

イギリスの呼び方は日本だけ? UNITED KINGDOM ですね。

 

ちなみに、帰りは、JALで南回りでした。ロンドンヒースロー空港からドーバー海峡を越えフランス、イスタンブール、カスピ海を越え、北京上空から羽田に到着。約13時間半。

ロンドン時間9:40   tokyo +07:15

 

ロンドンはサマータイム実施中で日本との時差は8時間です。

朝ロンドンを飛び立つと、一度夜を迎え、夜明けになって羽田に着陸します。

 

モニタ―には Groundspeed 597mph  と出ています。時速0.597km??? と思ったら これはメートルではなくマイルと読むのですね。

したがって、時速約960㎞ 実感がないから音速と比べて約80%、マッハ0.8。やっぱり速い!

地球は24時間で4万キロ一周するから、赤道では1時間で1700km自転(時速1700km)。

だから飛行速度は赤道での地表自転速度の57%程度になりますね。

赤道付近でこの速さで西向きに飛べば太陽がいつまでも沈まないことになります。また、経路を北緯の高い所にとればこれより遅くても同じことがおこるはずです。

今回は、東向きに飛んだので、逆に現地時間は早回しで時計がすすんでいきます。

実際には、半日の間に、朝から夜を越して次の日の朝に着くという早回しの現象が起きました。

 

羽田を北東に向かって出発しロンドンに到着。そして、帰りはロンドンから南東に飛んで羽田に、東回りで地球一周したことになりました。

 

なぜ、同じ航路で往復しないのかな?

南回りの方が距離がありそうなのに所要時間が少ないのはなぜかな?

北極海を大きく回り込むのはなぜかな?

そんなことを機内で考えながらモニターを眺めていると、ついに眠る間もなく到着してしまいました。

 

偏西風 国際事情 にその答えがあるのかもです。

 

次回は、

その2 ロンドンの街並みと6月の気候

その3 王室と大英帝国の歴史

その4 博物館 美術館

その5 街並み 交通事情

その6 生活や食事 物価

その7 観光地ロンドン

 

などを書き綴ろうかなと思っています。