コンクリートで船を作り、その製作技術と漕艇で競う大会がある。

土木学会関東支部主催の「土木系学生によるコンクリートカヌー大会」で今年で第29回を迎えます。8月3日に海の森水上競技場で開催され、大学生、高専生、高校生が自作のコンクリートカヌーで参加します。この会場は東京オリンピックパラリンピックが行われたところです。

昨年度、初出場の高校から依頼され設計図の提供をしたところ。初出場でいきなり総合優勝を果たされました。

いままで、この大会に取り組んでこられた先生が新任校で生徒さんたちと取組み結果を出されました。

そこで、今年も連覇を目指して始動します。

より速く安定した船をめざして、改良を加える案が届きましたので、さっそく設計図をおこし、展開図を作ります。

とりあえず、1/10 ペーパーモデルの製作に取り組みました。

船体板のひねりを平面に展開して型紙を作ります。

マスキングテープで仮止めしながらボンドで接着します。

隔壁を入れると船の形になります。

ひっくり返して、船底のひねり具合を確認します。

コンクリートパネルで船体板(ハル)を形成していきます。

 

全長4m以内、漕艇2名でレースを行います。

製造に関するプレゼンも評価され総合優勝が決まります。