完全にマニアックな話ですが、

オカッパリをする上で『護岸』は制さなければいけない、重要な要素です!

 

 

ボートでの釣りと違い、オカッパリの場合は常に岸からキャストを行ないます。

 

「岸から沖」にあるポイントを狙うこともあるのですが、

ブラックバスが好みそうなポイントは岸際にあることが多いです。

 

そのため、「岸から岸」へ攻めることが必然的に多くなります。

 

 

岸には、もちろん、自然感むきだしのところもあります。

ただ、多いのはコンクリートなどで整備された『護岸』ではないでしょうか。

 

また、整備されているため、「釣りをしやすい」というのも『護岸』の魅力です!

 

一方で、容易に足を踏み入れることができる『護岸』は、それだけ釣り人も多く、ブラックバスにプレッシャーが強くかかっています。

 

「釣りをしやすい」『護岸』ですが、ブラックバスを釣るためには細心の注意を払う必要があるのです!

 

 

ブラックバスが一番警戒心を強める要素は、「人間の足音」です(たぶん)!

 

そして、『護岸』はコンクリートでできているため、「足音が水中に響きやすい」という弱点があります。

 

『護岸』で釣りをするときには、靴紐をきつく締め、“すり足”ではなく“抜き足”で移動することを心がけます・・・!

 

 

『護岸』にもいくつかタイプがありますが、大きく分けると2つ。

 

地上から水底に向かって垂直になっている「垂直な護岸」と、チョコレート護岸のように地上から緩やかに傾斜しながら水中に入っていく「斜めな護岸」に分かれます。

 

 

「垂直な護岸」の場合は、岸際にブラックバスが付いていることが多いです。

そのため、岸から1m以内に点在する杭があったりすると、絶好のポイントとなります。

また、係留されている船の影や沈み船も良いポイントとなります。

 

ただ、誰でも容易にアプローチできるため、攻めつくされていることを念頭に入れなければなりません。

ポイントとしてはピンポイントなので、ジグヘッドワッキーやスモラバでじっとりと攻めたいところ・・・。

軽量なルアーを使うため、近くからキャストしたいのですが、プレッシャーをかけないように可能な限り距離をとってキャストするのがコツ・・・(かもしれません)。

 

プレッシャーがかかってなければ、多少ポイントから外れても、ブラックバスはアプローチしてきます。

 

 

「斜めな護岸」の場合、岸際から徐々に水深が深くなるため、岸際5m程度には基本的にはブラックバスはいません。

水深が1mを超えてくる岸から5mあたりから20mくらいまでが主な狙い目です。

 

私の場合、効率を考え、クランクベイトやスピナーベイトを斜めに遠投して巻いてくることが多いです。

1投したら5m前進して、また斜めにキャスト・・・を繰り返します。

 

もちろん、杭や沈み船などがあれば、ピンポイントに攻めていきます。

 

そして、「斜めな護岸」は朝や夕方のマズメ時に強いという特徴があります。

ブラックバスが捕食のために浅場となる「斜めな護岸」の岸から5m以内に、小魚(ベイトフィッシュ)を追い込んでくるのです!

 

そのタイミングで、トップウォーターや軽めのスピナーベイトで水面直下を攻めるとドカンっとブラックバスがでてきます!

 

 

冬以外は通年として使える戦略ですので、お試しください・・・。

 

 

(続く)