「深海魚」

そうして 選んだ孤独に

いま 理由を施そうとしている

ちょうど列車が停まった駅舎に着いたように

深海魚

ぼくは とうとう陽の光に

深海魚

ぼくは 突然の風の中に

何も捨てないでいた時間を

少しだけ怪しめば

深夜に転がる淋しさも浅く

朝焼けの浅瀬で踊り子と歌っている

深海魚

忘れてしまうのか

ぼくは あの暗がりの平穏を

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