八十八か所札所の88番大窪寺の紅葉を見に行きました。
とてもきれいでした
赤いモミジが見事でした♪
でも紅葉の美しさを写真に撮るって難しい。。
先日NHKプラスで再放送されていた自閉症の青年が書いた本をめぐっての
ドキュメンタリーを見ました。
続編のやつも再放送してほしい。
東田直樹くんは重度の自閉症で人とコミュニケーションをとることが困難なのですが
彼は字が書けることがわかり、お母さんといっしょにキーボードで文字を打つ練習をして
彼は書くことで自分について伝えられるようになったのです。
それをアイルランドに住む作家の方 (その方の息子さんが自閉症) が本を読んで
翻訳し、今ではいろんな国の自閉症の子供をもつ親が自分の子供に何がおこっているのか
理解ができるようになったというドキュメンタリーです。
続編のやつではその作家の息子さんに会いに東田くんがアイルランドに行くというのも
あるみたいで、それも見たい。。
早速本も買ってみました。
ドキュメンタリーの中で東田くんの脳について調べている場面があり、
彼は言語の機能がある部分をつなぐ神経がうまくつながっていないことがわかり、
その代わり、右脳の他者について感じる機能が人の倍くらいあることがわかりました。
人が話していることについてあまり伝わっていないかのように見えますが
かなりよく理解しているということになるようです。
自閉症というと昔の映画だと「レインマン」みたいなイメージがあるのですが
自閉症スペクトラムからアスペルガー症候群まで幅があり、
人によりその障害の程度も様々です。
人とうまくコミュニケーションが取れないということで
何も思っていないわけではなく、
東田くんの本を読むとどんなにか孤独でつらいことだったのか
ということがよくわかります。
文字盤を使うと人と会話することもできるのですが
文字盤がないと話すときに覚えられないからだそうです。
過去や未来の記憶が線のようにつながっているのではなく、
たくさんの点になっていて区別がないと書かれていたので
右脳の世界で生きる彼は常に今しかないのだろうと思います。
彼の家族はとても彼のことを理解していると思うのですが
もし自閉症やアスペルガーに生まれた子供の親が毒親のような存在だとしたら
どんなにつらいことでしょうか。
そうでなくても自分を責めたり、自分を肯定することが難しいのに。
障害があるお子さんをもつ親は試練の連続だと思います。
この本は自閉症の子供をもつ親にとっては希望のようなものでしょうね。
例えば認知症なども本来のその人との会話がなかなか成り立たなくなるものですが
本当のその人は奥では変わらず存在するのでしょうか。
人とわかりあえるというのが現代では「言語」のみになっていて
言語が話せることが重要となっています。
手話も含めて。
でも動物や植物も含めてすべての生命とのコミュニケーションを考えると
自閉症のような人はコミュニケーションのあり方そのものを変化させていくために
存在してるのかもしれません。
東田くんは人の顔とその背景との区別があまりないというのを本の中に書いてました。
その中でとくに惹かれるものに目がいくと。
右脳的な視界というのはそういうものかもしれません。
自然と一体になったときが彼には幸せに感じるようだし。
そもそも自分と区別がついてないかもしれません。
そんな世界があることを知るのは
左脳優位の私たちにとっていろいろな発見があるようにも思います。
東田さんは現在30歳、オフィシャルサイトもあります。
コミュニケーションに関して使用できるフラワーエッセンスもいくつかあります。
言語というのはコミュニケーションをより早くおこなうために必要なものであり、
自閉症の東田くんにはスペースが十分に必要という話から
この相手を待つことができる姿勢というのもかなり大事だと思います。
それが難しいところでもありますね。
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