「1960年代、私の叔父が大統領だった頃、アメリカ国民は世界でもっとも健康的だった。」
「この国を支える基本理念の一つは、国民が健康で、活力に満ち、強靭であること。
叔父が『ビーフジャーキーのような粘り強さ』と呼んだ屈強な精神と肉体こそが、『世界最大の工業大国』そして『最も裕福な国』たらしめていたのである。」
「叔父が大統領だった頃、我々は地球上の半分の富を所有していた。その一因は、我々の社会に活力があったことだ。」
「彼はアメリカ人が軟弱になってきており、それが我々から何かを奪い、我々のリーダーシップ、道徳的権威、文化的な価値、そして模範的な国家としての地位を揺るがしていると感じていた。」
「叔父が大統領だった頃、慢性疾患を抱えるアメリカの子どもは3パーセントしかいなかった。
現在では約60パーセントに達している。」
「ここでの慢性疾患とは、広範な意味であり、
神経障害、ADD、ADHD、言語遅延、チック、トゥレット症候群、突発性睡眠症、ASD、
自閉症などが含まれる。
これらは、私が子どもの頃には聞いたことがない障害であり、当時の用語集にも会話にも出てこなかった。」
「叔父が大統領だった頃、この国ではこれらの慢性疾患にかかる費用はゼロであった。
現在では年間1.8兆ドルが費やされており、アメリカを破産させようとしている。」
「アメリカの子どもの74パーセントが、軍に入隊できない健康状態にある。
このように病んだ人口を抱えていて、どうやって世界的リーダーシップを維持できるというのか?
ほかにも多くの自己免疫疾患や、珍しい病気が存在している。」
「私が子どもの頃には、若年性糖尿病、関節リウマチ、ループス、クローン病、そしてその他の何百もの病名など聞いたこともなかった。昔はピーナッツアレルギーの人など会ったことがなかった。食物アレルギーの人も。」
「なぜアメリカの子ども7人のうち5人がアレルギーをもっているのか。
昔は湿疹を患う人すらいなかった。喘息持ちの子どもはごく少数だったが、今では激増している。」
「そして、我々の生殖力も劇的に低下している。
今のティーンエイジャーのテストステロン値は、68歳の男性と同じである。」
「我が国の少女たちは
6年早く初潮を迎えており、10歳から14歳で成熟している。」
「これはアメリカにとって存亡にかかわる問題であり、きちんと取り組まねばならない。」
「私との協議に応じ、今回の合意に至るまで協力してくれた食品会社に感謝したい。」
「数ヶ月前に、食品会社数社と会った際、私はスタッフと石油系着色料についての話をした。
そこで私は、『もし石油系着色料を使いたいなら、自宅で使って自分で食べればいい』と伝えた。他人が食べるものに使うべきではない。しかも人々も知らぬ間に、同意もなしに。
我々は、このような着色料を排除していく、そして、法律的に可能な範囲で、学校給食などに含まれる、全ての問題物質を一つずつ排除していくつもりだ。」
「問題のひとつは、これらの産業界が、長年にわたり、行政機関に影響力を及ぼしてきたことだ。そして我々は、数多くの利益相反を今、段階的に排除している最中である。
彼らは、科学を抑圧してきた。驚くほど少数の研究しか行われておらず、食用の着色料や、その他の成分にについても同様である。」
「ここにいるジェイ・バタチャリアはNIH(アメリカ国立衛生研究所)の所長として、現在これらの食品添加物に焦点を当てて研究している。排除可能なものをひとつずつ取り除いていく。」
「排除できないものもある。例えば砂糖。
砂糖は毒だ。
再度言うが、砂糖は毒だ。
アメリカ国民はそれを知る必要がある。」
「砂糖は我々を蝕み、糖尿病の危機を引き起こしている。]
「私が子どもの頃、小児科医は一生に一度、糖尿病の患者を診るかどうかだった。
だが今では、小児科に来る3人に1人の子どもが糖尿病を抱えている。
NIHの最新の調査では、アメリカの10代の38パーセント、そして成人の半数がこの状態にある。これは国家の存続にかかわる問題である。」
「そして問題なのは、産業界が我々を病気にしておくことで利益を得ている点である。」
「子どもたちは薬漬けにされ、それが唯一の解決策とされている。」
「そして私はこれらの健康被害を招いている思想の一部に、メディアの職務怠慢という側面があることを指摘したい。」
「メディアがこれらの問題に一切触れようとしないという集団的思考停止のような状態がある。その原因のひとつは、製薬会社からの莫大な広告費である。」
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日本はもっと悲惨なのだろうと想像します。