「人間でないとできないことって身体性しかなくってそれももう今年だいぶ流行るような感じですよね、研究がね。」
「全然人間じゃないとできないことってないんじゃない?」
ーーー例えば直感とか美的判断とか私たちの領域はみんな言うんですよ
「…だいぶ夢見ているよね」
ーーー…イタイw…先生もっと京都的にw今の京都的にお願いします
「www…そうでした。そうでした、すみません、これがいけないと思って書いた本ですw」
ーーービックリしたw真正面からwww
「もう今AIが食うための新しいデータが枯渇している状態ですね」
ーーーAIが学習する材料がないということ?人間のクリエイティビティは食べられ尽くされた
「新しいもの本当に創れるんだったらすごいけど、そんなに創れる能力あるかなって私はどうかなって思う。
ロンミュエクレベルでそうじゃない?」
ーーーまあそうじゃない人たちもいっぱいいるわけですからね‥じゃあ中野先生は人間の創造性というのももうかなり厳しいんじゃないと?
「厳しいと思います。…創造性って言っているものの大半は模倣です」
ーーーそれは確かに
「模倣と組み合わせ。模倣と組み合わせのことを創造性と言っているんだったら、
それは(人間より)AIのほうが得意ですね。」
「創造性がもし最後の砦みたいに言うのであれば、正直結構悲観的な状態だとは思いますけど、
でも別に、創造性なんてなくたって生きていても良くない?」
ーーーそこで存在意義が揺れるわけじゃない、というのが中野先生の考え方
「何か稼ぐ方法というのを考えるだけで、別に創造性で稼がなくてもと思いますね」
「これも多くの人が誤解していると思うんですけれども、能力がないと生きてちゃいけないみたいに思ってる。
違うと思います、私は。」
「能力と、存在価値は違うんですよ。能力というか、マネタイズできる能力、綺麗だとか、スポーツができるだとか、
賢いだとか、それはお金を稼ぐためにこれまで大事だとされた価値ですよね。
それと、存在意義というのは、全く関係がないはずなんです本来は。」
「だけど、社会が貧しくなればなるほど、アフォードできない(余裕がない)ので、能力のない人はちょっと養えないんですよね、社会的に。みたいになっていくと、能力と存在価値がだんだんと重なって圧縮されてきちゃう。」
「私の嫌いな言葉があって『働かざる者食うべからず』という言葉があるんですけど、役に立たない奴は死ねってことですよね?そういう社会になりつつあるから子供が生まれないんだねって思う」
「要するに子供は、役に立たないんです、何十年かしないと。教育もしなきゃいけないし。
正直実際上お荷物になることがあるので子供が生まれない。
短期的に役に立たない人の存在を抱えられないぐらい貧しい世の中になったということです。」
「私はそれはあまりいいことだとは思っていませんし、AIに負けないようにという言説も、『短期的に役に立つ人であれ』と言われているみたいで、ちょっと私は違和感があるんですよね。」
「別に役に立たなくたっていいでしょ?生きてて、と思っているんです」