種

　お金中心の世界を統べる者達は、自身の理想郷を築く為に、様々な仕掛けを世界に施してきた。


　彼らにとっての理想郷のイメージでは、地球の人口が今の６分の１程度である。
彼ら独自の尺度による最優秀とされる一握りの人間と、彼らの意のままに動く忠実な奴隷だけを残す事だ。


　近代の戦争、麻薬、奴隷貿易はもちろんの事だが、そのための計画は、一般的に善とみなされる事の中に巧みに織り込まれながら、今でも遂行され続けている。
　世界の人間の保健衛生を守るはずの団体や、薬、食品を扱う企業などの施策にも彼らの思惑は反映され続けてきた。

　例えばワクチン、エイズ、人口甘味料、ポストハーベスト、歯みがき粉のフッ素、水道水の塩素、ジャンクフードなど。

　ある人口甘味料はもともとは化学薬品メーカーが抗鬱薬として開発したものだったが、脳腫瘍や癌をはじめとする様々な害の可能性があり、認可されなかったものだ。
　それを政治的な圧力を通じ無理矢理認可させ、今やカロリーオフを謳い文句に様々な食品に添加され、世界中に流通している。

　例として挙げたものは、戦争の化学兵器用に開発した過程で副産物として使い途がなかったものに無理矢理わたりをつけたようなものである。

　世界的なスーパーマーケットの商品のタグであるＩＣチップは、いずれ人体に埋め込む事をゴールとした布石に過ぎない。

　パンデミックを恐れワクチン接種を義務づける施策は、それに含まれる防腐剤の中に不妊を誘発する成分も含まれており、人間の種を根絶やしにする危険性を伴う。
　インフルエンザの死者の割合は、ワクチンを接種した人間のほうが勝っている事、この事をマスメディアは決して報道出来ないだろう。


　種、と言えば、野菜の種。
これは悪名高き枯葉剤を開発した化学薬品会社が、種の品種改良を行い、彼らが開発された種以外は使用禁止にする施策も着々と進行している。

　すなわち、「食の世界」を掌握することが、彼らのゴールに向け、前進させる事を、彼らは知っているのだ。


　人間の種、野菜の種、これらが彼らの思惑を前進させる為に、人工的に操作されている。

　生きる事の根源に関わる事の全てが、彼らの思惑によって操作され、造り換えられようようとしている。


　だがいずれ彼らの思惑は綻びを見せるだろう。


　魂の自由までは、彼らには奪えない。

　魂の飢餓状態は、かえって人間一人一人の持つ無意識且つ未知の高次元の世界に人間を導くだろう。


　覚醒した魂は、雨粒が大河に集い、海へと流れていくかのように、個人の魂が集合的な無意識へと繋がった時、世界は大きく揺らぎ始め、本来の自然と人間との調和を生み出すであろう。