人は、
したくないこと、
義務感にとらわれていること、
他人や組織から強制されたこと
を遂行する時、
それを回避したり先のばししたりする為に、往々にしてあらゆるアイディアや創造性を発揮するものだ。

 ここ数ヶ月の電話営業の副業に対する私はまさにそうだった。

 「創造的な回避」の方法はいろいろ見つかった。
 例えば、肺炎に罹ること、
風邪をこじらせ喉をがらがらにすること、同期入社のヒト達との愚痴に興じること、

等々……<(__)9))

あらゆる方法を駆使して、
私は自分の本来持つ能力や可能性を狭める行為を取っていることに気付いた。


 そしてこう思った。
「こういうの何だか自分らしくないわ~」


 そこで、自分の態度と行動を見直すことにした。
 そして、この仕事に向き合う自分の態度と行動を、今月に入りこれまで慣れ親しんだ範囲から飛び出す事にした。


 …とは言っても、特段に大げさなことを始めたわけではない。


 副業先の電話営業会社は、思った以上に鷹揚で自由なところである。
そのことを逆手に取り、私は自分がより心地よい、より楽しいと思える事だけをすることに決めたのである。


 するとあ~ら不思議(笑)
今月に入り、毎日売上が計上されるようになってきたではないか。


 これまで蓄積してきた自分の資源は、しっかり活かす。
 一方で新たなアイディアをだすには、これまでの経験や知識はかえって足を引っ張る。
 そこで、過去に得た既存のスキルは必要に応じ見直し、今必要ないものは一旦記憶の奥の引き出しにしまいこむことにした。


 ものごとの全体をみて、迷った時には自分の望む未来に相応しい態度と行為を選択する。


 そうすると、これまで見えなかったものが見えてくる。
そうなると、これまで見えていた世界が違ったものになる。
何とも不思議な感じだ。


 私の場合、売ろうとすると先ず売れないのはわかってきた。
「売ろうとする」ことを止めた時、売れ始めたのである。


 こういう現象は、コーチングや心理学の世界では不思議な事でも何でもない。

 自分の未来について、こうでありたいというものが定まる。
その時、プロセスやプランを心配する事はあまりない。
あり方が定まると、ちゃんと未来のビジョンに相応しいものが顕れてくるからだ。

 一見不思議な事のように思われるが、そうではない。
自分の態度と行動が変わる事で、それまで見えなかったものが見えて来る故の事である。
だから起きる事も変わるのは必然だ。


 もうお気付きの事と思います。
なんだかんだぶつくさ言いながら、契約を延長したワケで…<(__)>

まあ、要するに、コワイもの見たさの好奇心が勝ったんですな。