昨日、母から連絡があり、実家の近所にあるお寺の住職の奥さんから、私へのお見舞いをいただいたと聞かされた。

 なんでも私が昨年1月に入院し、手術をして以来、奥さんは気になって仕方なかったのだという。

 その頃ちょうど住職のご長男も入院し手術をしており、奥さんは彼の看病で付きっきりだったそうだ。


 「またどうして今頃?気を遣わなくてもいいのに。」

と、母に尋ねると、母は奥さんから聞かされた不思議な話をするのだった。


 入院したご長男はとある博物館で、学芸員の仕事をしているのだが、ある時、全国の仏像を集めた展覧会を開いた。

 奥さんはその展覧会を見に行ったそうなのだが、そこである仏像を見た時に、私の顔にそっくりだと思ったと言う。

 それ以来、その仏像が夢に現れるとともに、夢から醒めては奥さんは私の事を思い出すらしい。


…なんとも畏れ多い(-.-;)


 それからなんだか自分の心がよくもわるくもざわついて仕方がない。


 あるときは、仏様の心に少しでも近づけるよう、精進しようと思ったり、

またあるときには、
「私はもうすぐ仏様の元へ旅立つのだろうか…」
と思ったり。


何となく整理がつかない。


また、人様の夢に土足でズカズカと登場するというのも、なんだかおこがましいと感じてしまう。


 夢とはつくづく奥の深いものだと思う。

 今、私は家の近所でこの日記を書いているが、帰ったら「般若心経」を無心に唱えるか、写経をしよう。


 そんなわけで、空気の少しひんやりした春の日曜日は、何となく心がさざめくように過ぎていくのである。