ベクレルという単位にはあまり馴染みのない方が多いかも知れない。簡単にいえば、放射性物質が放射線を出して別の物質に変わる時間を単位にしたものである。
一秒間に一回変化すると一ベクレルである。
 チェルノブイリ原発事故以降およそ5年程は日本でも、地元の生協などが食品に含まれる放射性物質をベクレルで表示していた。

 例えば、
チェルノブイリ原発事故後のEC(当時のヨーロッパ共同体)の基準値は、
食品で600ベクレル、
ミルク及びその他の子供用食品370ベクレルであった。
当時の西ドイツのヘッセン州は、非公式に100ベクレルと定めていた。

しかし、西ドイツ国内の小児科医たちは、長期的なリスクを考慮すれば


子供用食品10ベクレル
大人用食品30ベクレルを限度とすべきだ


といっていた。


それではアジアが定めた基準値はどうだったのか。

日本は370ベクレル。子供は100ベクレル。
WHO250ベクレル。

一方、タイは敢然と自国の基準を遵守。
タイは粉ミルクで最高21ベクレル。
当時のタイ厚生省食品薬品管理局長は、


「人間が生活するうえで、どれほど小さくとも危険があれば、それを減じるために私たちは厳密な基準を守る」


と、発言。

我が国の担当者にも噛み締めてもらいたい。
尤も、
「ちゃんと検査していただきたい」と、他人に丸投げしたかのような無責任な言い回しで記者に答えている厚労副大臣を見る限り、現政権の無能ぶりと良心の欠如ぶりがよくわかるというものである。



 26年前、私は広瀬隆氏の本や、広河隆一氏の取材写真など原子力関連の書物を夢中になって読んだ。


 当時日本はバブル期真っ盛りの頃で、周りは浮足だっていた。原発の事を自分なりに伝えるも、たいていの場合は鼻で笑われ、「考えすぎ」だとあしらわれた。
場合によっては「左翼」のレッテルを貼られもした。


そう、
あの頃も、メディアは沈黙するか、「安全、安全」とプロパガンダを垂れ流していた。電気事業連合会は彼らにとって大広告主だから、逆らうべくもない。

 さらには企業、丸紅、伊藤忠といった商社がフランスからエビアン、ボルビックといったミネラルウォーターの輸入を開始。
確かに放射性物質もミネラルであろう。

 他にも黒海のキャビア、欧州産チョコレート、イタリア産パスタなど、輸入解禁になった食べ物が多かった。

 日本人の放射能への危機感の欠如が上手いこと商売に利用されたというわけである。

 保安院、IAEA、メディア御用学者、ロスチャイルド等のユダヤ系企業等、原発利権やウラン利権を独占する者たちを挙げればキリがない。


 原子力推進に都合の悪い研究結果はことごとく握り潰され、発表した世界の学者達は解雇されたり場合によっては消された。

 それは、原子力関連施設で働きながら内部告発を試みた人間たちも同様である。

 メリル・ストリープ主演の「シルクウッド」には、告発したために、家に忍び込まれ、冷蔵庫にあるボロニャソーセージに放射性物質が付着させられる嫌がらせを受けたり、仕事場で基準値を上回る放射線濃度を感知したとの理由で、全身が痛くなる程の洗浄剤で無理矢理除染されたりするシーンがある。
 頭がおかしくなりそうなストレスの中で、彼女は、最後の砦とばかりに、あるジャーナリストへ内部資料を届けようとする。
その際に、謎の交通事故に遭い、亡くなった。
 事故の際散乱した資料は誰かが持ち帰り、警察が駆け付けた時には既に資料は見当たらなかった。

これは、カレン・シルクウッドという勇敢な女性の実話に基づいた映画なのである。

まさに「死人に口無し」である。


広瀬氏の表現には多少誇張も含まれている部分もあろう。しかし、当時のDOS画面時代からデータベースを駆使し、世界を操る利権屋や投機屋、武器商人の出自から、原発のカラクリを暴いているのだ。

 彼は何も名声やお金儲けのために動いていたのではない。
 動機は至ってシンプルで、二人のお嬢さんの命を護りたい、という一父親としての真っ当な危機感が、彼を突き動かしてきたのである。

 しかしながら、当然利権に刃向かう広瀬氏もネガキャンに晒される。


だが、気が付けば今は、広瀬氏が当時から

「原子炉の数で順当に行けば、アメリカ、ソ連の次には日本かフランスが事故を起こすだろう」

と、予言していた通りになっている。


 メディアでは明らかに私よりも年上で、チェルノブイリ原発事故の事や、その後の事にも通じていて当然、と見ても思しき御仁が、思いの他無知な事に驚かされる。


子はもちろんの事、孫がいてもおかしくなかろうに、次世代の事は見てみぬふりをするのだろうか。


戦後のGHQが課したWGIPの洗脳が改めて根深い事を象徴している。


【参考:風速7mで仮にチェルノブイリ級の爆発が起きた際の放射能を帯びた雲の到達時間】
INNERFORESTのブログ-Image110.jpg

【参考:チェルノブイリ周辺に同縮尺の日本地図を重ねた写真】
INNERFORESTのブログ-Image109.jpg

どうか日本の国土の狭さを見て欲しい。

風評被害は無知から生じる。

もはや東日本だから危ない。西日本だから大丈夫、ではないのだ。
既に放射性物質はアイスランドでも観測されている。
おそらくは偏西風に乗ったのだろう。


福島が、自分達のためではなく、首都圏の電気のために原発誘致を許した事を改めて思い出す時だ。


昔から原発は事故のリスクを多大に負った代物だった。
その安全神話は、もはや崩れたのだ。


我々日本国民の大人の世代は、これを全て引き受け、さらには次世代にも負わせていくことになるだろう。

これから何年、下手すれば数10年規模の闘いの始まりである。


先ずは我々一人一人が先ず責任を持ち、あらゆるものを引き受けていくしかない。


我々はたった今、「無関心」という人生の選択の結果を、まさに提示されているのだ。

他者の目線に怯え、途中から口をつぐんでしまった私も、もちろんその一人であると自覚する。


 今までのように「喉元過ぎれば熱さ忘れる」といった態度や、根拠も責任感も伴わぬ楽観主義や刹那主義では、残念ながら同じ苦難を繰り返すことになるだろう。


そのうえで、下記のデータを見て欲しい。先ずは「正見」に徹して欲しい。


全国の雨の放射能濃度一覧 http://ff.im/-zwXjB
全国の水道水の放射能濃度一覧 http://goo.gl/fb/BIkV2


水道水のリンクに関しては今日から少なくとも携帯ではエラーになる。

データ更新中なのか、輻輳なのかどうかはわからない。
仮にわざと繋がりにくくしているのだとすれば、このような隠蔽の姿勢や無知が、疑心暗鬼や風評を生む。


 例えば、現在は首都圏のみならず、九州でも既に電池や懐中電灯などの買い占めや買い溜めが起きているが、今後はこれが、野菜にも拡がっていくだろう。

 その行為の理由の中には、被災地にいる家族や親戚、友人のため、或いは避難所にいる方達に送る為、と言うのが含まれているかも知れないので一概に責める事は出来ないが、今後は野菜や生鮮食品を中心に全国的な品薄状態となるだろう。

 金があっても、物がなければどうしようもない。
 我々は、TPP参加を強要され、農業のみならず金融サービス、その他の事でも復興のさなかにあって、競争を強いられ、
場合によっては外国資本によるTOBがさらに盛んになるかも知れない。

 今回の地震がアメリカの磁場操作武器により人工的に引き起こされ、地震の直前に予告されていたイスラエル人が日本を脱出していた、という噂に始まり、

 中国人民解放軍が軍備を強化し、この隙に日本を乗っとろうとしている、

 地震のさなかに日韓の会談が行われ、韓国は教科書問題を盾に支援するか否かゆさぶりをかけている、

 日本の混乱の隙にフランスがリビアを攻撃している、

 偶然に思われる世界中の混乱を、実は影で演出し、笑いが止まらぬ人間もいるのかも知れない事を、せめて今、元気な我々は想定しておかねばならない。


 彼らは莫大な富ならず、絶対的な自信を持っている。
 潜在的な意識を宇宙に繋げる術をよくわかっているからだ。


 だから残念ながら陰謀を企てる者と同じ土俵に立ち、戦っても勝ち目はない。
「祈らねばならない」
と、自身に強要している段階で負けているのだ。


 だが、宇宙の秩序を乱すような意識は、今後破壊され、どんどん淘汰されていくだろう。


 時代は変わった。
 私たちに必要な事は、現状をしっかり見据える心の強さと、現実を受け入れる勇気、未来に責任を持つ覚悟である。


 そして陰謀を企てる者以上に、「調和」を愛し、感謝し、その力を宇宙に向かって解き放つ事である。


 目に見えぬのは放射性物質も、心も同じである。放射性物質が力を持つというのなら、心も良きことに使えば良きことを産み出すパワーに繋がるのだ。



 私たち日本人は少なくとも、キリスト生誕よりも長い皇期2671年の歴史を、「八紘一宇」の精神で生き抜いてきた。

 しかし先の戦争で敗れ、GHQに占領され、物と金で釣られ、WGIPに洗脳された事により、もはや日本的秩序は破壊されつつある。


 未だにアメリカが何とかしてくれる、と言っている者は、残念ながら覚醒は難しいだろう。戦後のアメリカの洗脳から抜け出せていないからである。


 だが、日本人のDNAを取り戻した者は強い。

 木や花、池や森、土や草、海など自然のすべてに、宇宙に通じる神が宿っている。

その事を悟り、赦し、祈れる者こそが強いのだ。



 そんな日本人の血を引いた事を、私は誇りに思う。



 だからこそ私は、これからもこの日本の地で、生き続ける事を選ぶ。








【参照図書】
広瀬隆「危険な話」「ジキル博士のハイドを探せ」
ロベルト・ユンク「原子力帝国」