紫外線によるシミのできる流れと美白成分の働き
①メラニンをつくる指令が出される
紫外線が表皮細胞にあたると、
お肌の内部を守ろうとして表皮細胞から
「エンドセリン」などの情報伝達物質が分泌される。
これらの物質がシミのもととなるメラノサイトに
「メラニンを作れ!」と指令を出すのが第一歩。
【美白成分】
指令物質を抑制
メラニンをつくれ!という指令を与えているエンドリセンなどの
情報伝達物質の働きを邪魔する。
■カモミラET
■トラネキサム酸
■t-AMCHA(t-シクロアミノ酸誘導体)など
②メラニンがつくられ始める
エンドセリンなどの情報伝達物質がメラノサイトに届くと、
メラノサイトの中でメラニン色素がつくられ始める。
はじめに作られるのが「チロシン」というアミノ酸。
次に、メラノサイトにのみ存在する「チロシナーゼ」
という酸化酵素が働いて、
すぐにメラニン色素へと変化してしまう。
【美白成分】
チロシナーゼの働きを抑える
メラニン色素に変換してしまうチロシナーゼの働きを抑える。
美白化粧品のほとんどはこれに該当する。
■ウワウルシ葉エキス(インナーコントロール配合成分)
■アルブチン
■コウジ酸
■エラグ酸
■ルシノール
■ビタミンC誘導体(インナーコントロール配合成分)
■プラセンタエキス(インナーコントロール配合成分)
■トラネキサム酸
■油溶性甘草エキスなど
チロシナーゼを減らす
メラニン色素に変換してしまうチロシナーゼ自体を減らすように働く。
■リノール酸など
③表皮細胞へ送り込まれる
メラノサイトで作られたメラニン色素は、
表皮細胞へと徐々に受け渡されていき、
ターンオーバーとともに角層へと上がっていく。
【美白成分】
メラニンを表皮細胞に渡さない。
■プルーン分解物(インナーコントロール配合成分)