「顔色がさえないなあ」と思うのは、どんなときですか?
くすみは主観的なものなので、
人によってどういう状態をそう感じるかは異なります。
では実際、どんなときにくすみが生じるのでしょう。
①古い角質がたまって角質が厚くなっている場合
これは角質肥厚と呼ばれ、古くなった角質がはがれ落ちず、
肌表面に残った状態をさします。
ターンオーバーが低下したときなどによく見られます。
角質細胞そのものが若干黒みを帯びているので、
厚く重なると灰色がかかって見えるのです。
②「乾燥」による場合
肌は乾燥して水分を失うとバリア機能が低下します。
そしてそれを補うために、角層が厚くなってくるのです。
すると角質肥厚と同じ状態になり、肌はくすんで見えます。
③「血行不良」が原因の場合
睡眠不足などで血流が滞ってしまうと、血色が悪くなり、
肌がくもって見えることがあります。
そのほか紫外線による軽い日焼けのようなものや、
摩擦による炎症性色素沈着なども、
「くすみ」としてとらえられることがあります。
このように、くすみにはいくつもの原因が考えられます。
原因によって改善方法が異なるので、
まずは自分のくすみがどのタイプにあてはまるのか見極めることが必要です。