ストレスとアトピー2 | 32歳で”肌年齢24歳”美肌になる方法

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ストレスを溜めないようにすれば、アトピーはよくなるのでしょうか?


普通に考えれば、ストレスと減らせばアトピーも良くなりそうですが、

実は一旦Th2細胞が強くなって免疫バランスが崩れると、

ストレスを減らしてもアトピーは良くならないばかりか逆に悪化することがあるのです。


皆さんも自律神経というのは一度は聞いたことがあると思いますが、

その自律神経は、交感神経と副交感神経の2つの神経に分かれています。

ストレスを強く感じているときは、交感神経が優位に働くのですが、

ストレスが減り、リラックスすると逆に副交感神経が優位になります。

副交感神経が優位になると、白血球の中のリンパ球が数多く作られるようになります。

リンパ球は、ガン細胞やウィルスなどを殺したりして、

体の免疫力を強くしてくれますから、一見いいことづくめに感じますが、

実はTh2細胞というのもリンパ球の1種で、

リンパ球が増えることでTh2細胞も一気に増えていきます。

ここで、Th2細胞の働きを抑えるTh1細胞がきちんと働いてくれていれば

バランスが取れてよいのですが、一旦崩れた免疫バランスは、

なかなか元に戻ってくれません。

そのため、Th2細胞が増えることにより、IgE抗体が急激に増えて、

その結果、アレルゲンにさらに敏感になり、

ヒスタミンやロイコトリエンというかゆみ物質が増えて炎症が強くなってしまいます。

では、いったいどうすればいいのでしょうか?

本来人間の体は、昼間は交感神経が優位になり、

夜間は副交感神経が優位になるようにプログラムされていて、

それによって、免疫機能が正常に働くようにできているのですが、

不規則な生活や過剰なストレスを受けることによって、

このバランスが崩れてしまうそうです。

 

このバランスを元に戻すには、規則正しい生活を送り、

昼間適度にストレスを与え交感神経を優位にし、

夜間はリラックスすることで副交感神経を優位にすることで、

徐々に本来のバランスを取り戻すことができるとのことですが、

それを自分でコントロールするのはなかなか難しそうです。

参考文献:
安保徹(2004)『自律神経と免疫の法則』三和書籍、234p
安保徹(2003)『安保徹の免疫学入門』宝島社、94p