バリア機能には、もうひとつ大きな働きがあります。
それは、肌の内側から湧き出る水分を角層に蓄えておくことです。
健康な角層は、約20~30%の水分を含んでいます。
それは、主に肌がみずからつくりだすセラミドなどの
保湿成分によって維持されています。
セラミドは単に細胞どうしをくっつける役目たけでなく、
保湿物質として大きな役割を担っているのです。
ところがセラミドを作り出す力が弱まると、角層の水分は蒸発。
ついには肌内部の潤いまで失われてしまうのです。
正常なバリア機能を保つには、肌内部でセラミドなどの
保湿物質がきちんと働いていることが不可欠。
そのカギは、正しい保湿にあります。
