皮膚は1枚の単純な膜のように見えます。
でも実際は、上から表皮、真皮、皮下組織の3つの層でできています。
中でもスキンケアのメインとなるのが「表皮」と「真皮」。
まずはこの2つの組織構造を知ることから始めましょう。
皮膚の表面にある「表皮」の主な働きは、保護作用。
肌を通して外からの刺激などが体内に入らないように守ったり、
万が一異物が入ってきた時にその情報を神経に伝えたりする、
とても大切な働きを担っています。
また、体内の水分が蒸発するのを防ぎ、
肌のうるおいを保つ役割も担っています。
表皮の下にある「真皮」の主な働きは、
クッションのように肌の弾力やハリを保つこと。
ふっくらと立体的な肌を作る役割を担っています。
加齢などによって真皮の働きが低下すると、
肌を支えることができなくなり、シワやたるみが生じる原因になります。
それぞれこのように表皮と真皮には、
肌を健康に美しく保つ働きがあります。