肌のキメの細かさは、皮溝と皮丘によって決まります。
一般的に、遺伝といわれていますが、
お肌の手入れで改善することができます。
顔の皮溝と皮丘は、わかりにくいので、手の甲で説明します。
手の甲をよく見ると、線があります。線の溝を、皮溝と呼びます。
そして皮溝でつくられた三角形などの模様を皮丘と呼びます。
手の甲と比べて、肉眼ではわかりにくいほど、
顔の皮溝と皮丘は非常に細かくなります。
『キメが整っている』と言われる肌は、
この皮丘が均一の三角形に整っている状態です。
肌表面が整っていると、光のはね返りも良く、透明感が生まれます。
『赤ちゃんのお肌』や『陶器のような肌』と言われるのは
キメが整っている状態です。
キメが整っていないのは乾燥のせい?
皮丘は水分がしっかりと含まれていると、ぷっくりと膨らんでいます。
しかし、水分がなくなると、空気の抜けた風船のように、ビローンと
横のびしてしまいます。
そうすると、肌の弾力やハリもなくなってしまいます。
ですので、肌のキメが乱れるのには乾燥が大きく影響して
いるといえます。
乾燥したお肌からキメの整った肌になるには、
下の図のような段階があります。
乾燥した肌
↓
【水分を与える】
↓
一時的に潤った肌(まだまだ潤いが保持できない)
↓
【さらに水分を与える】
↓
『水分を保持できる肌』(ふっくらとし状態を維持できる)
↑ ↑ ↑ ↑
これが潤いを持った『キメの整った肌』になります。
でも、水分を維持できるキメの整った肌作りのために、もうひと踏ん
張り、保湿のお手入れを頑張ってみて下さい。
では、キメを整えるには、どんなお手入れをすればいいのでしょう?
続きはお肌のキメを整える2で。