汗アレルギーと金属アレルギー | 32歳で”肌年齢24歳”美肌になる方法

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元アトピー肌、32歳にして”肌年齢24歳”インナーコントロール開発者のお肌について真面目に考えるブログ

汗をかくとアトピーの症状が悪化する方が多いかと思います。

大きな理由は、アトピーの方の多くが、

自分の汗にアレルギーを起こしてしまうからです。

ある実験では「約80%のアトピー患者が、

自分の汗にアレルギーを起こした」とあります。

汗は自分の体から出るものなのに、それにアレルギーを起こすのは、

なんだかおかしな感じがするかもしれません。


しかし、実際に汗の中に含まれるタンパク質が

抗原になってアレルギーを起こしてしまうのです。

対策としては、「汗をかいたらできるだけ早くふき取るか、

シャワーを浴びて、アレルゲンとなる汗を肌から除去する。」

ことが、一番の方法になります。

ところで、汗に含まれるアレルゲンには、

タンパク質以外にももう一つあるのはご存知でしょうか。


アレルギーのを起こすアトピー患者の汗からは、

通常の人の汗よりも「ニッケル」という金属が多く含まれている場合が多い、

という実験結果があります。

ニッケルというと、ニッケル水素電池などにも使われる銀白色の金属です。

なんでそんなものが汗に含まれているのでしょうか?

それは、食品の中に、ニッケルを多く含むものがあるからです。


ニッケルを多く含む食品は以下の様なものがあります。

蕎麦・ココナッツ・チョコレート・小豆・大豆・落花生・カシューナッツ、

タケノコ・なめこ・青海苔・抹茶・コーヒー・ココア・麦茶・山椒


これらの食品の摂取を抑えることで、

汗の中のアレルゲンの量を減らすことが期待できます。

汗をかくとアトピーがひどくなる方は、

ニッケルによる金属アレルギーを疑ってみることも重要だと思います。





●参考文献
尾藤利憲ほか「アトピー性皮膚炎における汗アレルギーと金属の関与について」『Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology』、4(4)、196-201,2010年