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足止めや断念 善意フイ

新聞記事より

足止めや断念善意フイ
  日本側の態勢に遅れ

救助隊活動できず、米も送れない―。東日本大震災の被災者のため東南アジア各国が申し出たさまざまな人的、物的支援が、日本側の事情で遅れたり足止めされるケースが相次ぎ、各国から戸惑いの声が出ている。

シンガポール政府は震災発生直後の3月11日に飲料水2万本を含む支援物資60トンを用意したが、日本側の受け入れ態勢が整わず実際に送付できたのは8日後だった。13日に福島県相馬市に派遣された同国の救助隊は16日には帰国の途へ。福島第1原発の事故で日本政府から退避を勧告されたためだが、シンガポール政府関係者は「被災地で実質的な活動はできなかった」と明かす。

フィリピンも救助隊を編成したものの「(現地での隊員輸送、宿泊など)自立的に活動できる装備もなく、寒冷地にも慣れていない」という理由で受け入れられなかった。

マレーシアも救助隊を数日間、空港に待機させたが「日本からゴーサインが出なかった」という。タイは日本人の口に合うようにとタイ米1万㌧のほかもち米5千㌧を送る計画だったが「輸送先などの明確な返答がなく」 (タイ外務省当局者)支援を断念した。

インドネシアは毛布約1万枚を送ったが「(毛布の厚みなど)仕様が合わない」と日本側から説明され、準備し直した。同国国家災害対策庁は「日本は自然災害で外国からの支援を受けた経験が乏しい。受け入れルールもなく対応が難しいようだ」と話した。

同省関係者は「被災地のニーズと援助隊の装備や支援物資の仕様がうまく合わないなどの事情はあるが、支援の気持ちだけでもありがたい」としている。支援を断られた国からは「一括した受け入れ窓口がなく、情報が錯綜(さくそう)している」と日本の混乱ぶりに不満も出ている。

(マニラ、バンコク、ジャカルタ、シンガポール共同)