あなたがうんと小さな子供だったころ、何になりたいと思っていましたか?
思春期の10代の頃にはどんな夢を思い描き、青年期にはどんな人生を望んでいましたか?
そして今、これからどう生きていきたいと考えていますか?
人それぞれに今に至る過去がありますが、私たちが心から今までの日々を自分らしく思え、心から満足できるのは、自分が本当に欲しいと思っていた物を手に入れられた時、自分が望んでいたことを叶えられた時です。
そういう意味で、自分を本当に満足させられるのは自分自身なのかもしれません。
私たちは生まれてから多くの人とかかわり、色々な人の影響を受けながら暮らしています。
現代的な社会において子供たちが情報に振り回されずに成長していくのは大変だ、という声を耳にしますが、それは子供だけではなく大人にとっても同じなのかもしれません。
人生にはその時々に考えなくてはならないことが生じ、私たちは不安になって正しい答えと信頼できる人を探すこともあります。
時には誰かや何かについて調べれば調べるほど、自分は間違っていないか、誰を信じたら良いのか、混乱して余計にわからなくなったりします。
たしかに衣食住に大きく影響を与えるような事柄については、それについて詳しい人の助言を得る方が確かに賢明かもしれませんが、いつも何かに迷ったり、自分で物事を決められなくては、本当の安心感や満足はもたらされません。
たとえ頼れる誰かや何かに出会い、落ち着いて安心することができたとしても、いつかその人はいなくなってしまうかもしれないし、何かは無くなってしまうかもしれません。その時は、また誰かや何かを探さなくてはならなくなります。
最も揺るがないのは、自分自身の中に安らぎや満足、そして安心を見出している人です。

そうすれば精神的に自立して、心身共に穏やかで豊かに暮らせます。
心身共に穏やかで豊かに暮らしているのは、地に足を付けて自分の人生を生きている人です。
それは、自分がどこに誰と暮らし、どんな仕事で収入を得て、どう生きたら良いのかを分かっている人です。
その人の人生には大きな不安や疑いが無く、落ち着いて日々の暮らしに現実的に取り組めます。
そして地に足を付けて、心身共に穏やかで豊かに暮らしている人は、他人がどう暮らしているのかをそれ程気にしないものです。
それは、他人に無関心なのではなく、自分が幸せを感じる条件が人のそれとは違うことに気付いているからです。
誰かを羨ましく思うこともなければ、自分を過剰に誇らしく思うこともありません。
その人の中に比較や競争の考えはなく、ただ自分に足らないものは無いことに気付き、個人的な満足を内側に見出しているからです。
だから、地に足を付けて心穏やかに暮らせるのです。
あなたにとって幸せとは何ですか?豊かな暮らしとはどんな暮らしですか?
本来、自分の人生を生きるというのは、とても個人的な体験のはずです。
けれど自分にとっての幸せや豊かさが明確でないと、自分の中でわかっていないと、人の暮らしぶりが過剰に気になったり、人々との比較や競争が始まります。
自分にとっての幸せや豊かさがわかっていれば、人がどう暮らしていようが、良い意味で気にはならなくなるものです。
その人は人生の目的や生きる意味をわかっているからです。
けれど、それをわかっていない人は、自分のエネルギーを思うようには活かせません。
人生の目的や生きる意味がからないまま生活するのは、霧の中を戸惑いながら歩いたり、フワフワとあても無く町を歩くようなものです。
でも、もしも自分らしく生きていきたい、人生に後悔しないで満足したいと思いがあるなら、自分の考えを出来るだけ明確にする必要があります。
愛、自由、健康、成功、豊かさ・・あなたはこの人生でどんな体験を自分にもたらしたいですか?
もしも時間や周りの人々に流されるように生きているなら、私たちは自分自身の貴重なエネルギーを十分には活かせません。
そして何だか無気力になったり、毎日が無意味でどこかつまらなく感じるかもしれないし、、後になって「どうしてこんな風になってしまったんだろう」と、ひとり後悔するかもしれません。
けれど、誰も「こんなはずではなかったのに」とは決して思いたくないはずです。
もしも、ここのところ日々の暮らしに喜びを感じていないなら、今の自分にふさわしい現実的な計画や目標を描きましょう。
そのためには、地に足を付けて自分自身につながることが大切です。
さぁ、あなたはこれから 自分を幸せにするために 何をしたいですか。
地に足を付けて自分につながり、今の自分にふさわしい目標を掲げれば、それを叶えるために楽しみながら着実に取り組み、少しずつでも必ず前に進めます。
そしてその度に、自分に価値を見出していくこともできます。
人は誰でも自分は価値のある人間でありたい、世の中の役に立てる人間でありたいと思っています。
そのためには自分の個性や能力を知り、それを活かせる暮らし方をしたいものです。
そして、もしもあなたが自分らしく暮らしたい、自分の価値を高めたい、社会の役に立てることを確かめたいと思うなら、出来ることから取り組み始めることです。
それは精神的な自立や、自分を愛し自分を癒すことにもつながります。
私たちは体験を通して自分を成長させながら、愛や生きる喜びを体験するために生まれてくると言われます。
私たちは本来、人に認められるためにとか、有名になるためにとか、人々の上に立つために生まれてくる訳ではありません。
そして自分の人生を生きるというのは、何より個人的な体験のはずです。
それなのに自分自身について知らず、自分の存在意義や価値に気が付かないまま、比較や競争に紛れてしまっていたり、嫌な思いをしたり失敗することを怖がっていては、自分の世界を広げていけません。
私は何が上手で得意なのか、どんな人達となら上手くかかわれるのか、どんな環境だと気分良く能力を発揮できるのか、何が好ましくて何がそうではないのか、・・・・
それに気付いて自分を活かせるよう生きることが、自分らしく生きるということです。
そしてこれから先、幸せに生きるための答えや選択肢を示してくれるのは、自分自身の体験の積み重ねなのです。
だから、怖がらないで、やりたいと思うことに取り組みましょう。
誰でも物事を決めたり選ぶ時には、不安になってあちこち情報を探し回ることがありますが、それは自分に経験や知恵が足らず、内側に安らぎや安心を見出せないからです。
何かに迷った時は、それが自分にとって本当に信頼するに値するのか、役に立つのか、まずが自分の感覚に注意を向けてみましょう。そして自分で決めることです。
誰かの意見に従ったところで、それが自分にとって本当に良かったのかどうかは、後にならないと分かりません。

直感的な人は何かを選ぶ時や決める時に、自分の本能的な感覚や勘、インスピレーションを信じます。
だから自分にとっての良い方向を選び、満足することができます。
もしも自分らしく暮らしたいと思うなら、まずは日常のささやかな事から自分のインスピレーションや勘を大切にしましょう。
自分らしく生きて人生に満足するためには、誰かから授かった「正しい答え」に従って良い体験をするよりも、「自分が最も良いと思う答え」に従って、その結果と共に自分を成長させていくことなのかもしれません。
そして直感が優れた人は、体験の積み重ねの中から瞬時に最善の答えを得ることができます。
自分の心や体をクリアにすれば、直感はより手に入りやすくなりますが、それと同時にたくさんの体験を積み重ねることもまた、直感を養うための日常的な方法です。
経験が私たちを成長させ、やがて智慧や答えの源になるからです。
例えば、得られた直感やインスピレーションに理論的な根拠がなくても「そうに違いない」と思えるのは、瞬時に過去の経験を思い出しているようなものです。(スピリチュアルな観点から言うと、経験を重ねて成長した「古い魂」の人たちは賢い視点を自分の中に持っています。)
そして自分につながって「自分にとっての最も良い答え」に従って物事に取り組めば、だんだんと自分自身が揺るぎなくなっていきます。
自分への信頼を深めながら落ち着きと安らぎが心身にもたされれば、生活は安定し健やかで豊かに暮らせるでしょう。
私たちは自由に思っていることを表現でき、同時に多くの考えや情報にも触れることができます。
けれど、誰かの言葉よりも、自分の中で感じる最も良い答え~「こうするのが良いと思う。きっとこうに違いない」という、とても個人的な感覚こそが、自分が本当に満足できる未来に私たちを運ぶのかもしれません。

ところで、あなたは地に足を付けて自分自身につながり、直感や内なる答えを手に入れる方法を知っていますか?
それを知れば、より幸せで豊かに生きるための答えやヒントを自分の中に見出だせ、あなたの心と体とスピリットには寛ぎと調和がもたらされるでしょう。
あなたらしい内なる答えと、豊かさがありますように。
愛と感謝をこめて。
Copyrightⓒ 2019 インナーボイス 寺田昌代 All Rights Reserved.
<前の記事:スピリチュアルと私たちの健康~へ
※こちらのブログは簡易版です。より詳しい本編はスクールサイトでご覧いただけます。
7/28(日)【無料】スピリチュアルミニ講座「初めての方のヒーリング講座」、他開催
8/25(日)人生を変える~基礎スキルクラス開催
インナーボイス ヒーリングスクール
あなたの人生に愛と癒しと健康を
薬剤師によるオーラリーディング&オーラヒーリング
ヒーリングルーム インナーボイス