わたしの塾講師ストーリー
Episode1:私を大きく成長させてくれたAくん編
はじめから読む:
ーどうしたらAくんと
うまくやっていけるだろう?ー
そう真剣に考えたとき
私はあるひとの言葉を
思い出しました。
「先生なんてね
えらくないんだよ。
先生って
『先に生きる』
って書くでしょ?
先に生きている分
物を知っている。
ってだけ。
それを生徒に伝えるのが
先生」
それは私の母の言葉でした。
母も人に物を教える仕事を
していたのです。
「それを生徒に伝えるのが
先生。
…でもね。
先生が生徒から
学ぶことのほうが
いっぱいあるんだよ」
ーそうか!Aくんから
いろいろ教われば良いんだ!ー
そして私は教室長に
伝えたのです。
「Aくんの数Iと数A
見ます!!
見させてください!」
私はそのときから
長く封印していた
理数科目の
復習をスタート。
もともと大好きな科目だったので
あっという間に封印は解け
大好きだった頃の
楽しい感情が
舞い戻ってきました。
そしてAくんへの声がけに
気を配るようにしました。
それまでは
授業中寝てしまうことも
「病気だしな…」
と許していたのですが
Aくんが
「寝ちまったよ!!ああっ!!」
と不機嫌なときには
「どうして寝ちゃったんだよ!
私もテキスト用意して
楽しみにしてたのに!
ねぇ!!」
といっしょに不満をぶつけ。
次はここまでやろうね!
と約束したときには
「Aくん、Aくん!
約束!ねぇ、もう半分寝ちゃったよ!
時間がもったいないよ!」
とAくんをゆさぶり起こして
勉強することも。
そんなある日。
「先生。これみて」
Aくんが自慢げに
スマホの画面を
見せてくれました。
ゲーム画像の
画面でした。
「星のカービィ…
なつかしい…」
「先生、やってたとか?」
「うーん。男子友だちが
スーファミでやってるの
みてたかな」
「いや…そんなわけないだろ」
「64のは全クリした!」
「マジで、64のだけ?」
そのときたまたま
教室長がいなかったこともあり
Aくんは
とくとくとゲームの話を
し続けました。
実際私は
星のカービィは
64以外もいくつかプレイした
覚えはあったのですが
詳しく覚えてなくて
Aくんとは語り合えないな…
とぼやかしていたのですが。
「はい。ウィキペディア。
これみてやったシリーズ
思い出しな」
とAくんは私に
「課題」を出してきました。
Aくんは本当に
相手の気持ちや考えを
察するのが得意だったのです。
彼のおかげで私も
生徒の前で
分からないことを
ぼやかすのはよくない。
分かることも
分からないことも
素直に伝えて
ありのままの自分で
授業しなくちゃ!
と思えるように
なりました。
つづきはこちら:
<Aくんは私を人としても成長させてくれました!>
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