側弯症のお子様を持つお母様より
お子様の部活などを考えた時に
やっぱり片方だけ使うような競技は避けた方がいいですよね??
このようなご相談はとてもよく受けます。
そこでまず私は、日本側弯症学会が紹介している研究の中で
そのような要素は側弯症の進行に関連性はないことがわかった
という発表されていることをお伝えしています。
こちらです
その上での私の考え方ですが、
これは私自身の経験から来ているのですが、
小学生当時、私はバトミントンがすごく好きで
中学に上がってもラケット競技をしたくって
テニス部に入りたいと希望していました。
ですが
私の時代はそれは好ましくないとされていて
左右対象に全身を使う運動ならしても良いよと
整形外科で指示されていました。
結果陸上部に入るのですが
そもそも走るのが好きではなく楽しくないし
すぐに足が痛くなって辛くなってしまい
1ヶ月も続かず辞めてしまいました。
その後、好きなことができないのを側弯症のせいにしながら
結構暗い中学生活を送っていました。
今、スタジオには
側弯を持つ複数の中高・大学生が通ってくれていますが
みなさんは自由に
部活を選び学生生活をしています。
一例をご紹介すると
バトミントン部(6年間)
弓道部(6年間)
ESS部(劇中のダンスも含む)
ゴルフ部(ゴルフ推薦で大学まで進まれました)
などです。
自分の経験や
皆様の身体を拝見していると
運動要素が左右対称・非対称にかかわらず
やはり側弯症の影響による代償動作が出ながら運動してしまうと
筋肉の使い方に偏りが出て
隆起が大きくなったりという影響は出るなと感じています。
競技そのものだけでなく
その競技の為の強化トレーニング(腹筋・背筋・スクワットなど)も同じです。
ですので
ピラティスのレッスンの中では
みなさんには好きなことを思う存分できる為に
その方の動きが歪みを助長するような動きにならないように
練習して頂いています。
側弯症とうまく付き合いながら運動をする上で大切なのは、
「どんな部活・種目を選ぶか」 ではなく
「どのように動くか」
だと思っています。
側弯症をもつ皆様が
側弯症の影響により
自分の身体の中でどんなことが起こっているか
(どこが動きすぎてる?どこが動いていない?等)を自分で理解して、
そして
自分で自分の身体にとって良い動き方を選べるようになる。
そんなことを大切にしています。
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