ストローク、ストラミング、カッティング。
どれもギターの弦をジャカジャカと(ちょっと語弊があるけど)弾き鳴らす奏法を言います。
ですが、それぞれの言葉から受ける弾き方のイメージは違います。
・ストローク
主にアコースティックギターで唄のバックでリズムを刻む奏法(のイメージ)。
16ビートになるとカッティングに近いプレイになるので、8ビートくらいまでかな?
(8ビートのカッティングも、もちろんありますけど)
・カッティング
アコギでも当然やりますが、イメージとしてはエレキで切れの良いリズムを刻むイメージ。
低音弦はあまり弾かない(こともないか)。
どちらかと言えばパーカッシブな感じかなぁ。
・ストラミング
ピックよりも指を使って弾くイメージ。
各弦をなぞってバラけて弾く感じかなぁ。
先日の練習で気が付いたことがあります。
アコギってボディの厚みがあるので、肘をサイドに乗せることで軽く固定して弾きます。
手首の位置がある程度一定になるので、フィンガリングがしやすくなるのです。
それもおおまかにサウンドホールの上に来るので音色も良い。
ただ、僕はブリッジに近い側(音色が硬くなる)、ネックに近い18フレット付近(音色が柔らかくなる)などフレーズに拠って弾く場所を変えているのですが、その場合、肘をサイドから離して弾くことになります。
ストロークもカッティングもストラミングも基本は「手首を振る」のですが、その「手首を振る」力の源は肘にあります。
リズムの安定感、正確さを求めるなら肘は置いて固定したほうが良い。
肘の位置が変わると手首(支点)の位置が変わるから。
ただ「カッティングのキレ」を重要視する場合、肘は固定しないほうがキレるのです。
エレキギターはボディが薄いので、肘を置く場所がない。
ストラトのボディシェイプなんて、肘がボディに当たらないようにコンター加工までしてあります。
そう考えるとアコギは肘を固定することも、ボディから落として固定せずに手首を振ることも出来ます。
(ボディ厚があるので、エレキに比べたら肘が前へ出ますけど)
音色、キレ、安定感、など曲やフレーズに拠って肘の位置を変えることで、曲に広がりが出せるのだと思います。
今必要な音を出すためにどうしたら良いのか。
そこを考えたら、もっと広がるのでしょうねぇ。
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