「あの場所から」柏原芳恵

作詞・山上路夫 作曲・筒美京平 編曲・大村雅朗

1982年

 

 

私が この歌を初めて聴いたのは

80年代に芳恵さんの全曲集を購入した時です。

 

「あの場所から」を聴いた時、シングルの全曲集なのに、

えっ こんな素敵な歌、初めて聴いたんだけど・・・と

思ったのです。

シングルで発売されていたけれど

こんな曲 聴いたことない。

どうして?!・・・と思ったのです。

 

「白いベンチに腰かけながら

 遊ぶ鳩を 二人で見てた

 できるならば 帰りたいけど

 今は遠い あの日」

 

実はシングルで発売されたのは

編曲が高田弘さんでした。

実はもうひとつ、違うバージョンがあったのでした。

品の良いストリングス、

素朴さと懐かしさがある美しい世界。

胸がジーーンとして あぁ 本当に素敵な歌・・・。

私の心に残り続けた作品でした。

芳恵さんの歌も とっても素敵なのですよ。

自然だし 繊細だし。

これが等身大の芳恵だと思いました。

そして シングルにはない プラスαが付けられています。

それがまた胸に沁みて。

素敵すぎて あっという間に一曲が終わってしまうのですよ。

何度もリピートして聴いてしまいます。

 

このバージョンですが

1982年に発売された「セブンティーン」に

収録されていたものでした。

2018年にCD化されたものを購入して

こちらがアルバムバージョンであったことを知りました。

 

このアルバムの中では この曲が際立って良いです。

(私の好みで言ってます。ごめんなさい)

 

このアルバムの印象は・・・芳恵さんが可愛すぎるかな。

いえ なにもしなくても 

芳恵さんはとっても可愛いんです。

可愛く歌いすぎ・・・というべきか。

17歳ですから それが普通だといえばそうなのですが

少し、迷っていらっしゃったのかな・・と思います。

大人と子供がせめぎ合っているのが17歳ですものね。

何もなくても なぜか悩み多きお年頃ですもの。

 

昔は 誰が歌を作られたか、とか

考えずに聴いていましたけれど

素敵な歌を作られる方って

見たら あぁ この方々だったのか~。

やっぱりなぁ~

心が震えるような素敵な楽曲だなぁ~。

 

この作品は カバー曲ですが

歌われて良かったです。

特にアルバムバージョンは感動的です。

私は大好きです~っ。