東北の東日本大震災の起きたあとの海の下は少し他の波の下とエネルギーレベルが違います。
見える世界を扱う僕が東北の海の中で、目線や空気感を体感するとき、ただならぬ混濁した世界が広がっています。もちろん美しい魚群の住処であって釣り上げる海産物には一級品ばかりです。
それでもただならぬ見えないエネルギーのなかから拾う存在は否定できません。行方不明のご遺体や遺品の数々や欠片や断片などのご遺骨の彷徨い続けて、現世に心残りのある成仏の未だにできない数知れない御霊が存在しています。
僕は2018年3月でした。見えないエネルギーの束に包まれた波の下で命を持っていかれそうなほどの御霊に引きずられそうな危険な目に遭遇しました。どこの海でもそうですが東北の海に潜るときほど、冷静な判断力が高く必要になります。ちょっとしたミスが見えない御霊のエネルギーによって引っ張られて自分のエネルギーが水中で、どんどん消耗していくので、無駄な泳力や浮力コントロールに浪費できないのです。
万全なトレーニングと器材の下準備、波の下の地図や潮の流れや気象のすべてを完璧にチームで共有することが絶対条件です。
1日でもはやく安心して永遠の眠りについて欲しい願いと、御霊の遺族さんの心中を穏やかにしてあげたい願いを祈る者たちにとっては大事な儀式です。
僕たちにできる最善を尽くしています。