海へふたたび-映像作家ジェイメンの挑戦 | 引き寄せ豊かに暮らす方法 KAI&LUKA ~ちょっとだけ韓流DAYS~

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好きなことだけに囲まれた暮らしをして14回死の淵から生還して健やに生きる秘訣や韓流ライフを紹介中。本業は韓国エンターテイメンツコンテンツ会社の代表&CEO。また人生のアドバイザーとして年間万人単位の相談案件を解決中。異端児インコとの漫画原作KAI&LUKA制作中!


NHK BS世界のドキュメンタリーで西オーストラリアのエスペランス(Esperance)在住の映像作家さんのことが放送されました。




いくつもの賞を受賞されたりノミネートされた映像作家さんです。






タイトル「海へふたたび ある映像作家の挑戦」


映像作家さんの名前はジェイメンハドソン(JAIMEN HUDSON)さんです。




30歳のジェイメンさんは2008年7月にバイク事故で四肢麻痺の障害を負いました。それ以降は車椅子の暮らしに変化しました。







ジェイメンさんは海が大好きです。ドローン撮影は障害を負っている海と関わるためには、操作などが可能で必要道具になりました。





放送されたなかで彼はこう話しています。



「僕は生粋の海の子です。でも障害を負ってからは海へは入れません。見るたびに海への想いがつのります。もう一度海とひとつになれたなら最高だと思います」




ジェイメンさんの願いは特別な瞬間を捉えて前向きな思いを人々に広めることです。






そしてやりたいことが2つありました。



ザトウクジラの群れをドローンで撮影すること。
波の下で水中撮影をすること…もう一度、海へ潜ることです。






ジェイメンさんは物心ついた頃から海が身近にありました。ご両親はダイビングショップを経営されていて、彼も12歳でスキューバダイビングのライセンスを取得しました。





生粋の海の子が潜れないのは窒息してしまいそうなくらいしんどい時間です。




私も事故で海から離れなければならない時がありました。海が大好き人間にとって海とひとつになるのは三度の食事と同じぐらい大事なことです。それがなくなると空腹になっていきます。




いくら陸上で三度の食事にありついても海水を浴びて食事をしないと魂まるごと飢餓状態のように空しさが身体の先端の毛細血管からぐんぐん押し寄せてきます。




海の生粋の子で大自然を愛する者にとっては戻るべき居場所でHOMEが波の下のパラダイスです。





パラダイスに溢れた波の下へ潜るためにはジェイメンには命の危険がかなり高いハードルを乗りこえなければなりませんでした。






ジェイメンさんの障害は四肢麻痺です。






事故の時に第五、第六頸椎を固定する手術をしています。左手は持ち上げようとすればできても右手は持ち上げようとすると垂れ下がってしまうのです。両手とも開いたり閉じたりすることができません。







潜水でリスキーな事は海水が肺に入ったときに自力の咳をして吐き出せないこと体温調節ができないことでした。





ジェイメンさんは挑戦しました。





道具の扱いやウェットスーツに慣れること、プールに入ってシュノーケルをつけた状態でも大丈夫か、健康診断をクリアにするといくつもの難関を突破しなければ生粋の海の子は、海へ潜ることはできませんでした。






無謀な挑戦かもしれないけどすべてを挑戦しました。家族の支えと潜水プロチームの支えのなかで挑戦しました。






そして大成功しました!





彼は海へ戻ることができました。





障害や闘病を経験した人たちが輝く姿はどん底に落ちたところからの再出発です。一旦、死の縁ほどまで行き着いて絶望感を味わいます。





それまでの暮らしが壊れてしまうほどの環境に置かれます。やりたいことを夢半ばで諦めなくてはならなかったり道半ばで終わることになります。





人間関係も表面的な関係は離れていきます。ふるいにかかったように本当に自分を愛してくれる友達や家族や同僚さんなどが残っていきます。





絶望感から立ち上がってまた自分の命を生きようと決心して何年も何年も積み上げて成りたい自分の姿までたどり着きます。





事故や闘病から再生を果たした人たちが輝く姿は

ほぼ全員が体験しています。





どんな風にしんどくても粘り強く諦めなかったから再生を果たします。諦めたらその瞬間に未来へ向かう扉は開きません。





ジェイメンさんのドローン撮影で捉えた海洋生物の姿は私もかつて映像で見たことがないほどに胸を熱くさせます。写真や映像は心の鏡です。撮影する人の心の美しさがそのまんま反映されます。





見る者の心を鷲掴みにするピュアな作品たちです。ぜひぜひ、見て見てくださいね。