数日前でした。琉夏と嘴カットへ動物病院へ行った時の領収書を見つけました。
日付が2019/5/2でした。
これが、彼の最後の体のメンテナンス日でした。
そしてわたしとお出かけをしたラストでした。
琉夏と出会う前のわたしは、10回近くも死にかけました。絶命して当然の状況ばかりの10回でした。
死にかけるということは、大けがでも、大病でもすべてがゼロからのやり直しでした。
どんなに積み上げていたキャリアでも健康が侵されて死が近い領域に踏み入れた肉体はどんなに藻掻いてももう一回です。最初からやり直しをしなければ社会へ出ていくことなど不可能でした。
銀行の預金残高が底をつきそうなことがありました。仕事がなくなってしまったことがありました。生活保護費受給者に一度なりました。
公共料金が支払えずに止まってしまったことありました。
それでも一番、一番のしんどさは孤独でした。
友人は当時からずっとそばにいる子たちが多いのです。けれども心の奥を打ち明けることはどうしてもできませんでした。
体力が上がるまで思考回路が回復するまでの時間できませんでした。誰かと話すというのはエネルギーを想像した以上に使い果たしていきます。
また繰り返す生還に自分も戸惑いながらの出来事を友人に打ち明けても自分の欲しいアドバイスなど聞けないとわかりえていました。
だからしなかったのです。
緊急事態宣言が起きて自宅で過ごす時間が増えて、ふと琉夏と出会うまでの這い上がり方を振り返りました。
当時は話す相手より、心を寄り添い再び這い上がるまでの友達、素のままの自分で付き合える「友達」をわたしは切望しました。
そして、出会ったのが2代目のインコの琉夏でした。
彼は私の切望した通り成長すればするほど、気が付けば異端児インコに成長していました。
彼が居たから最後の死の淵からの生還は成功を果たしました。闘病から社会へ復帰をして彼が亡くなるその瞬間まで、寂しさや孤独と無縁だったからです。
不安や怖さや孤独は希望を持てなくなります。
なかなかしんどい時間ですね。
ご飯を食べていますか?
眠れていますか?
カーテン閉めて開けていますか?
お風呂には入っていますか?
一週間以内に靴を持って外を歩きましたか?
何気ないこれまでの生活の習慣はすごく大切です。お腹空いてもそのまんまにしたりしてませんか?眠れてないけど、そのまんまにしてませんか?大切なことです。
そして…
1週間以上経過して外に出ていない生活に慣れていると、次第にこれまでは外出したときにはなかった怖さが湧いてくることがあります。
だから、1週間に一度は、靴を履いて少しでも歩いてくださいね。
希望が持てないときは、世間から何を言われても煩いし耳に入ってきません。それでも最低限のことしてみてくださいね。お願いです。
最低限をしているうちに、だんだんに希望が小さくても生まれてきます!大丈夫!
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