海で使うホイッスル。
緊急時だけでなく、海洋生物と遊ぶときに
私は使う。
特に…野生のイルカたちと話したいとき。
仲間に入れてもらいたいときに、私は使う。
彼らに私だけの「音」を知らせるため。
イルカを呼びよせるためでなく「安心して」「敵じゃない」と知らせるために。
個々に微妙に違うのだ。
だから、私もホイッスルという「音」で、私を知らせる。
たくさんの家族といつも泳いでいるイルカ…
彼女と会いたくて、私は御蔵島を訪れる。
ホイッスルを鳴らして、彼女と水中で仲間になる。
最初は、海藻。
バンダナ…
ボード…
タイヤ…
接岸する船を毎日のように見にくる彼ら…
私は、夢中で彼らの輪に溶け込む…
まるで、海の中で魚の背鰭を手に入れて瞬間だけ魚になって人間ではなくなるように、海の碧とアンナの「音」だけの世界に包まれる。
私たちがイルカたちに向かい受け入れてもらうには、平和的に野生の世界に接する必要があること。
彼らたちとの出会いは、私たちの生き方を変えてしまうエネルギーを持っているのだから。
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