壮絶(でもない) な席の取り合いも終了し、
気をとりなおして電車の旅を満喫することに


アンデスの山並みや、見慣れぬ高山植物に目がキラキラ


山道を歩くバックパッカーも居て、
この人たちは3~5日間かけてマチュピチュまで歩いて行くんだそうな。

時間があるならやってみてぇ


電車で軽食&インカコーラや、
名物の民族ショー&社内ファッションショーを満喫




あっという間に1時間半が過ぎ、駅に到着


おお~雰囲気ありまんな~


ここでランチを食べて、
バスに乗ってマチュピチュの入り口まで行くらしい。

さあ、腹ごしらえや


定番のブッフェ形式なんだけど、
高山病対策で腹八分目に押さえなきゃ・・・

でもアレもコレも美味しそうですぞ


ふう・・・


なんとか9割5分で押さえた


民芸品のお土産も気になりつつ、バスの停留所へ急ぎ、乗り込む


おっしゃー!もうすぐマチュピチュやー


急な山道をガタゴトガタゴトしながら頂上を目指すバス。


乗り物に酔いやすいハニーを心配しつつ、走ること30分・・・

ついにマチュピチュの入り口に到着ぅうう



そろそろ時間だということで、
マチュピチュに向かう列車駅のオリャンタイタンボまで
車で1時間半かけて移動。

道中の山道は「アンデスの高地」って感じの
赤土の山肌と高山植物の風景が続いていた。


向かいの山に白く塗った石で描いたペルーのマークがあったり、
VIVA PERUの文字も。



わかりにくいけど、奥の山に白く書いてあります。



ひと山越えて下ってくると、居住区になってきた。


居住区を20分ほど走り、オリャンタイタンボ駅の看板が見えてきた!

バスを降りると「時間がないので急いで下さい!」とガイドさん。

ダッシュで電車に駆け込み、指定された座席に着くが、運の悪いことに4つ向かい合わせの席。向かいはゴツいおっさんと若い姉ちゃん。

もう出発も間近ってところで、
「後ろの席が空いてそうなので、
 電車のドアが閉まったら移動しても良いですよ♪」
ってガイドさんが言うので、これ幸いにと移動。

そしたら突然電車のドアが開き、駆け込んでくる4人の乗客。

・・・嫌な予感。

そう、俺らが移動した席は、その駆け込み乗車してきた客の席だった・・・

そして元の席に戻ろうとしたら、
さっきのカップルが俺たちの席を占有。

俺「すんません、そこ、俺たちの席なんです

男「なんだとチケットを見せてみろ。」

俺「いや、チケットは駅員に回収されたよ(Eチケだったため?)

男「チケット見せろよ

ガイドさんも入ってくれたがやいのやいの言ってくるので、

俺「じゃあお前のチケットを見せてみろよ。

俺「show me your tiket's!」

男「qwせdrftgyふじこlp;@

ぶつくさ言いながらも荷物をどけてくれた。

モーヤダ・・・

ビーッビーッビーッビーッ
2:30 アラームで目を覚ます。

3時から朝食が食べられるそうなのでラウンジに向かうが、
まだ段取りができていないようで、
パンとハムとウインナー、チーズ、それにコーヒー。
そんな簡単なメニューで済ます。



みたら日本モノの汁椀に、電子ジャーがあった。まだ空だったが。
米と味噌汁か・・・超食いてぇ

言うてもせんないのでラウンジを後にする。

部屋から荷物を引っ張り出してロビーに向かうと、
もうシマブクロさんが待ってくれていた

マチュピチュに行くにはクスコからの陸路になるため、
リマ市内からクスコに向けて、国内線で旅立つ。

空港では民芸品が結構置いてあり、
色々見てたらテンションが上がってきた

だが今から向かうクスコは標高3,400の高地。
高山病に気をつけないと
その対策として酸素タブレットも買ってきた
結構高かったけど

クスコの空港でガイドさんと合流し、
マピュピチュ行きの電車の時間まで余裕があるので、
先にクスコ市内を観光することに。

空港から見たクスコの町


クスコの町並み



9割がカトリックのペルーではあちらこちらに大きな聖堂があり、
その様式も素晴らしい。



また、セメント等の接着剤を一切使わず、
石組みだけで築いた石畳もまたすごい。
そのなかでも「12角の石」というのがあって、技術の粋を体現している。


「ムキになってやってみた。」てのが本当やないやろか

道中も酸素タブレットをポリポリしてたんやけど、
車を避けて道路を渡る時など、ちょっと小走りすると、頭がクラッとする

おお、危ない危ない。
やっぱり酸素足りてないんやな

でも大人しくしてればなんてことは無かった。

…この時は。



すんません・・・
ほんますんません。
約10ヶ月ブリーフの更新でございますあせる

旅行記の途中で失踪してしまいました汗

なんとか一念発起しましたので、
またおつきあい頂ければありがたいです目

よろしければ以前のものも併せてご覧いただければ、
流れが解って頂けるかと・・・

ええ、何事もなかったかのように再開しますが何か(笑)

さて、ナスカの地上絵が見られないという、
最悪の事態からなんとか立ち直り、
アルゼンチンからペルーに降り立った俺たち。

ペルーの空港に着いた頃にはもう夜も遅く、
ガイドのシマブクロさん(沖縄ルーツの日系人)に連れられてホテルへ。
$インキン☆パークのRoad To Sixty


今夜のホテルはシェラトン・リマ!!
これがまた凄い豪華なホテルで、気分はウキウキに音譜
インキン☆パークのRoad To Sixty



だが、シマブクロさんと明日の段取りを打ち合わせて驚愕。

シ「すみません、明日は3:30にホテルロビーで集合して出発します。」

えーっ!!

今23時やで・・・

それなら早く移動して、ホテルでゆっくりしたかった・・・
恨めしや、アルゼンチンの火山め。

まぁ嘆いてもしゃーないので、
チェックインを済ませ、サービスのワンドリンクを飲みにバーへ。

ピスコサワーってのが有名らしく、
ピスコサワーとインカコーラを注文。

ちょっと辛口だが、甘い炭酸との調和が素晴らしい音譜

インカコーラ
インキン☆パークのRoad To Sixty

&ピスコサワー
インキン☆パークのRoad To Sixty


そして奥の席に座っているVIPらしき集団。
その日はサミットかなんかがあったらしいので、
その関係かなぁ。

バーでのひとときも早々に切り上げ、
明日の荷物をバックパックに詰めて床に着いた・・・



あ~~~、よ~寝た~~~ラブラブ


カーテンを開け、美しい早朝の景色で目の保養キラキラ


インキン☆パークのRoad To Sixty



またまたガッツリ朝食を頂きマンモスして朝の散歩を終えてガイドさんと合流。

早速車に乗り込んで空港に向かうが、
ガイドさんから衝撃の事実を伝えられる。


「火山の噴火の影響で、
 昨日から飛行機が飛んでないようです。」


ナンデストー!!!


「航空会社が運行について会議を開いてるそうで、
 昼くらいには発表があるそうなので、
 とりあえず空港に向かいましょう」

とのこと・・・


そして空港に到着するが、
ひどい有様だった叫び


たくさんの人がベンチや床で眠っており、
カウンターガラガラで受付の人すら居ない。


仕方ないので昼までカフェで時間を潰す。


俺らの乗る予定の飛行機は8:25の便。
だがすでに10時をまわっている。


イライラしても仕方ないけどイライラが止まらないドンッ


するとガイドさんが何か情報を得たらしくこちらに合流。

「お2人が乗る予定の飛行機はキャンセルになりました。
 復航の見通しは立っていません。」


予想はしていたが・・・orz


「でも今なら長距離バスに乗ることができます。
 長距離バスでブエノスアイレスまで移動するか、
 飛行機を待つかどちらかです。」


「ただ、仮に飛行機の運行が再開しても、
 前日から待っている人が優先になるので、
 今日乗るのは非常に厳しいです。」


俺「バスって何時間くらいかかるんですか?」


「20時間です。」


・・・


ナンデストー!!!


でもこのまま待ってても望みは薄い。


今からバス乗って、たとえ20時間掛かっても、
明日の朝にブエノスアイレスに着いていれば、
ナスカに行けるかもしれない!!


一縷の望みを託し、バス移動に決定!!


車でバスステーションまで移動し、
空席の確認をしてもらったら、


なんとか2人分の空席があった合格


ただし、横並びにはならないとの事ガーン


仕方ない・・・背に腹は替えられない。


ダメもとで横並びにならないかガイドさんが交渉してくれるとの事。

運転手に手荷物を預け、乗り口に行くと、
運転手とガイドさんがやりとりしている。


とりあえず出発時間間際なので乗れってことで乗り込んで、
どこに座ればいいのはてなマークって感じで立っていたら、


「こっちだよ。」

とイケメン運転手。


そして案内されたのは一番後部座席の横並びの席。


グラシアスビックリマーク
ムーチャスグラシアス!!


イケメン運転手に満面の笑みでお礼を言う。

良かった~~~音譜


バスといっても、
ほぼフラットに近いくらい座席が倒せるタイプで
飛行機よりもずっと楽音譜


ただ20時間掛かるけどね!


俺らが乗ったのは出発地だったので乗客もまばら。

バスに付いてるテレビ画面を見てると、

どこかでみた風景ひらめき電球


そして画面に映る「阿部寛」


インキン☆パークのRoad To Sixty


運転手が気を利かせてくれたのか、
日本の映画が始まった音譜


「歩いても、歩いても」だった。


辛い状況での懐かしさが響いたのか、
テンションが上がって

「あの俳優誰?」

とか話してると、


前から老人がのっそりと歩いて来て、

厳しい表情で


「あwせdrftgyふじこlp;@
 あwせdrftgyふじこlp;@」


何を言ってるのか全然解らなかったが、
静かにしろってことみたい。


怒られちった(´・ω・`)


そうして過ぎゆく風景と代わる代わる見ながら、
結局最後まで見てしまったよ。



インキン☆パークのRoad To Sixty


インキン☆パークのRoad To Sixty


それでもまだ2時間しか経ってない。

眠る→ゲーム→眠る→ゲーム・・・

なげぇなぁ・・・


バスはあちこちのステーションで
乗客を拾いながら進んでいく。


そしてもうすっかり日が暮れて、
あるステーションに乗ってきた乗客が、
俺たちの席まで来てチケットを見ながら怪訝そうな顔をして、
また前まで戻って行った。


・・・嫌な予感。


まもなく、バスの運転手を連れてその乗客が俺たちの所まで来た。


その手に持ってるチケットの席番号が53と54。

俺たちが座ってる席の番号を見ると53と54。


オイ・・・


運転手が何やら言ってるが、
どうやらチケットを見せろとの事。


あれ、どこにやったかなはてなマーク


焦ってあちこち探すがなかなか出てこず、
やっと出てきたのは財布の中からだった。


それを運転手に渡すと、
「やれやれ」という感じで首を振る運転手。


チケットの番号を見ると13と26

「ヘイ、そこはお前らの席じゃねぇ。
 さっさと退くんだ。」


えっ。


だって運転手がここに座って良いって言ったんだぜ?

って言い返したくても、
スペイン語で言えるはずもなくしょぼん


しかもこの運転手がハゲでゴツくてやたらイカツイ。

こええよw


あっ、そうだ、あのイケメン運転手は?


・・・居ない。


長距離バスなので運転手も乗り継ぎなのだろう。


とりあえず広げていた荷物をまとめ、
泣きそうになりながら移動ショック!


だが、可哀想に思ってくれたのか、
前のほうで一人で座っていた乗客に
「こいつらが可哀想なんで、替わってやってくんねぇかはてなマーク
って感じで声を掛けてくれ、


渋々ながらも
「しかたないわね。」


って感じで替わってくれた音譜


グラシアスビックリマーク
ムーチャスグラシアス!!


いかつい運転手に満面の笑みでお礼を言う。

そしたらその運転手、グッグッド!と親指を立てて微笑んでくれた。


ああ、掘られても・・・いやいや、それは嫌だ。
抱かれて・・・いや、それも嫌だけど、
とにかくありがとうだラブラブ


一難去ってないけどまた一難。

勘弁してくれよ~。
ってのが正直な気持ちだった。


それからまたゲームと睡眠の繰り返しで、
なんとかかんとか朝の8:30くらいにステーションに到着ビックリマーク


インキン☆パークのRoad To Sixty


あ~~~、疲れた・・・・・・DASH!


ステーションで待っててくれたのは、
行きで案内してくれたガイドさんだったが、


別の客を迎えに行かなければならないとの事で、
別のガイドさんを紹介してくれ、
その人に従ってくれとのこと。


どっからどう見ても南米の女の子だが
名前は「ユキコ」ちゃん。


目がクリクリしてかわいらしい子だが、
写真取るの忘れたわw


とりあえず国際線の空港まで車移動しながら、
車中で話を聞く。


俺「で、朝イチのフライトに乗れるの?
  ナスカには行けるの?」


ガ「無理です。2人が乗るペルー行きの飛行機は17:30ですので。」


あああああああああああああああああ


俺「あwせdftgyふじこふじこ!!!」


可能性は予想してたが、受け入れたくなかった現実。

うう・・・


あきらめきれないので、
旅行会社に連絡を取ってもらい、
俺に連絡をくれる用にお願いする。


うなだれてベンチに座っていると、


「Hey!Hey!You!You!I don't like your girlfriend!!!」

携帯の着メロが鳴り響く。


出るとペルーの旅行責任者で、名はミヤケといった。

まずはこちらの要望として、
最終日のリマ観光をナシにして、
ナスカ観光に当てられないかと伝える。


折り返しの連絡で、
ナスカのフライトに空きはあるが、
リマからヒューストンのフライトの変更が必要で、
その空きがないので駄目だということだった。


いくらお金が掛かっても構わないからなんとかして!!


と嫁に涙目で訴えられるしょぼん


じゃあ帰りの飛行機を一日延ばして、
その日をナスカの観光に当てられないかと問う。


帰りの飛行機、東京でのラルカフェやホテルのキャンセル。
かなりのリスクだが、ああ言われては仕方ない・・・


また折り返しの連絡で、
その日はヒューストンへのフライトは空いているが、
ナスカのフライトに空きがありませんので無理でした。


あああ・・・汗


終わった・・・しょぼん


じゃあまた今度にするか音譜

っていう場所じゃねぇんだよ。ココは。


地球の裏側なんだよ!!むかっ
飛行機で30時間掛かるんだよ!!むかっ


と嘆いても嘆いても。
悔やんでも悔やみきれないがどうしようもない。


飛行機の段取りは解ってるので、
ガイドに別れを済ませ、
空港のロビーでボーッとしてた。


フライトのゲートは何番やろはてなマーク


そう思ってフライト予定の画面を見てると、


「日本の方ですか?」


と声を掛けられる。


!?


振り返ると俺らくらいの夫婦にお父さん世代の男の人、
それにおばあちゃんが2人の日本人観光客のグループが。


初めて日本人に会ったかもキラキラ


お互いそんな感じでちょっとホッとした感じになったが、
なんか雰囲気が暗いダウン


話を聞くと、その人たちもイグアスで足止めを食らって、
同じように長距離バスで移動して今朝着いたらしいあせる

しかも、一日空港で泊まったらしい・・・


お互い大変ですよね~、とか
たまりませんな~とか話してて、


「俺たちナスカに行けなくなったんですわ~。」


というと、


「マチュピチュには行けるんですか?」と。


「ええ、マチュピチュには行けるんですけどね。」


というと、


「いいなぁ~~~。」


んんはてなマーク


どうやらその人達は、
ナスカには行けるんだが、マチュピチュに行けないらしい。


ohh・・・・・・


それは酷い・・・


そりゃナスカかマチュピチュどっちか取れって言われたら、
マチュピチュやでなぁ。


本当に気の毒しょぼん


この人たちには申し訳ないが、
マチュピチュに行けない事を思うと、
まだマシかとちょっと慰めになった。


その人達とも別れを告げ、
俺たちはペルーへと旅立った。


明日は待ちに待ったマチュピチュや!!


つづく。



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