みなさまこんにちは。INJインドネシア語講師のKEIKOです。前回から始めたマンガで学ぶインドネシア語フレーズシリーズの第二段は鬼滅の刃からピックアップ!
鬼滅の刃といえば、言わずと知れた国民的マンガ&アニメ。聞いたこともない、という方はいらっしゃらないのではないでしょうか。かくいう私も鬼滅の刃の大ファン。作家さんの前作から大ファンなので筋金入りです(笑)。
さて今回は、数ある名言の中から、第一話に登場した富岡義勇の一言をピックアップしました。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
鬼に家族を惨殺された主人公の竈戸炭治郎。鬼化してしまった唯一の生き残りである妹を、鬼狩りの富岡義勇から身を挺して守った時に言われた一言です。
「生殺与奪の権」とは、ざっくり言うと相手の生死を自由にできる権利ですが、そもそも日本語でさえとても難しいこのフレーズをどうやってインドネシア語に訳すのか。とても興味があったので、インドネシア語版コミックを入手して真っ先に確認したのがこのフレーズです(笑)。
“Jangan biarkan orang lain merebut hak hidup dan matimu sendiri!!!”
イラスト:KEIKO画(富岡義勇のつもり(笑))
なるほどー。
禁止のJangan(するな!)でスタート。前回も解説した“membiarkan”がここでも大活躍ですね!(membiarkanの解説は前号をご覧ください。)
Jangan biarkan(放置するな、好きにさせるな) orang lain (他人)がmerebut(奪う)hak hidup dan matimu sendiri(君自身の”生”と”死”の権利)を。
直訳すると、「君自身の”生”と”死”の権利を他人が奪うことを放置するな」となります。
「握る」ではなく「奪う」という単語を使っていますね。この場合、インドネシア語では「奪う」の方がしっくりくるのでしょう。
また、ここでの「握らせる(奪わせる)」は、「相手に握る(奪う)という行為をやらせる」という使役というよりも、「相手が握る(奪う)ことを放置する」つまり「相手が握る(奪う)という行為を黙認する」という表現の方が、確かにピッタリです。
インドネシア語に翻訳する時には、多少意訳になったとしても読み手に本来の意図が伝わる単語を選択することが重要!それがなかなか難しいのですが、日本のマンガやアニメのインドネシア語訳はとても参考になるので、昔も今も私の大事なインドネシア語の先生の一人です(笑)。
次回も鬼滅の刃からピックアップしたいと思います。お楽しみに(^_-)-☆
現在、INJカルチャーセンターではグループレッスンはオンラインで行っており、日本国内のみならず、インドネシアやシンガポールなど国外在住の受講生も勉強しています。わかりやすい指導方法で定評のあるINJ講師が教えますので、一緒にインドネシア語を学習しましょう!
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