Membaca(読書) | INJカルチャーセンターのブログ

INJカルチャーセンターのブログ

インドネシア語、タイ語、ラオス語、クメール語、マレー語、ベトナム語の語学スクールのINJカルチャーセンターです。
プライベートレッスン、グループレッスン、オンラインレッスン、企業レッスン、セミナー講師派遣など承っております。www.injcc.com

 

みなさん、こんにちは。

INJインドネシア語講師のMAYUMI です。

 

ようやく春めいてきましたね。寒いのが苦手な私は春が来るのがとても待ち遠しかったです。この冬の間、子供が寝た後の貴重な自分時間は趣味の編み物と読書で過ごしました。

 

本を読むのは昔から好きで、インドネシアに留学中も大学の近くのグラメディアという書店に行って面白い本がないかと探したり、インドネシア人の友達に案内してもらいジャカルタのkwitangにある古本屋エリアに行ったりもしました(映画「Ada apa dengan Cinta?」でもチンタとランガが行ってましたね)。

 

日本では読書といえば「読書の秋」ですが、私的にはインドネシアでは「読書の雨期」でどしゃぶりの雨がずっと続くようなときは外に出るのは諦めて、がっつり本を読んだりしてました。

 

読んだものは書店や古本屋で見つけたインドネシア語の本や日本人留学生の友達に借りた日本語の小説などいろいろ。といってもたくさん読んでるわけではないですが……。

自宅の本棚も昔インドネシアで買ってきたけどまだ読んでない本が何冊も(汗)。

 

入門や初級クラスを卒業した生徒さんから、たまに、インドネシア語の本を読みたいけど、どんなのがいいのか、と訊かれることがあります。またわからない単語は調べた方がいいのか、なども訊かれます。

 

私の場合は小説やエッセイが多いのですが最初のページを少し読んでみて面白そう、続きが読みたいと思ったら買います。読んだときに、解らない単語が多くて内容が理解できなかったらやめた方がいいと思います。辞書を引かなくても7割くらいストーリーを追えるならチャレンジしてみたらどうでしょう。

 

読むとき、私はほとんど辞書を引きません。もちろん、全部単語の意味が分かるから~ではありませんよ! 講師なのにこんなことをいうのはあれですが、知らない単語はまだまだたくさんあります。辞書を引かないのは辞書を引いてると読むスピードが遅くなって話のリズムに乗れなくなってしまうからです。辞書を引くのが面倒で読むのが嫌になることもあります。だから、辞書を引かなくてもストーリーが追える本がいいのです。

 

どの本が面白いのか分からないときは、表紙に“Best seller”と書いてある本を選んでもいいと思います。売れてる本はきっと面白いはず。

 

あとは日本の小説がインドネシア語訳で出版されていたり、逆にインドネシアの小説が日本で出版されていたりするので、日本語を先に読んで内容をつかんでからインドネシア語の方を辞書なしで読む、というのも一つの手だと思います。インドネシアで出版されてる日本の小説は夏目漱石などの近代文学系や村上春樹などもあります。

 

インドネシア文学の翻訳書は映画にもなったアンドレア・ヒラタ(Andrea Hirata)の『虹の少年たち』(原題“Laskar Pelangi”)や大御所プラムディア・アナンタ・トゥール(Pramoedya Ananta Toer)の『人間の大地』(原題“Bumi Manusia”)などがあります。プラムディアは読みごたえがあるので上級者向けかな…。

 

私といえば先日、半年かけてA. Fuadi” negeri 5 menara” を読み終わりました(長っ!) しかも買ったのが6年前。寝かせすぎましたが、ちびちびと読み進め、合間に編み物や日本語小説に浮気したりしながらようやく読了。次は何を読もうかとずっと出番を待っている本棚の本を物色中です。


 

 

蔵書の一部です。読み終えたばかりの”negeri 5 menara" , Kwitangで見つけた掘り出し物”kambingJantang" , インドネシア語版村上春樹「ノルウェーの森」、川端康成「雪国」。