INJカルチャーセンターのブログ

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インドネシア語、タイ語、ラオス語、クメール語、マレー語、ベトナム語の語学スクールのINJカルチャーセンターです。
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【今回のテーマ:インドネシア事情6★ロンボク編★スカララ村での織物体験】

 

Selamat siang. 「こんにちは」
INJインドネシア語講師のIZUMIです。

 

前回は、伝統的な生活を守って生活する Desa Sade「サデ村」について書きました。サデ村のプロポーズの方法がユニークでしたが、ロンボク島の女性は結婚のために習得しなければならないことがあります。それは、伝統工芸品でもある織物を織ることです。

 

ロンボク島の女性たちは織物を織れるようにならないと一人前とは認められずに結婚できないため、女の子たちは8~9歳になると母親から織物を織ることを習い始めます。織物を売って得られる収入は、大切な生活の糧となるということでした。

 

そこで、今回は Desa Sukarara「スカララ村」の織物について書きますね。

 

Desa Sukarara, Lombok Tengah「中部ロンボク県スカララ村」の高床式住居。

©Kompas

 

ロンボク島の州都マタラムから南東に30キロほどの距離にあるスカララ村へは車で約30分。スカララ村は織物で有名な村で、観光客も機織りを学ぶことができます。まずは、人懐っこくておしゃべり好きな女性たちがデモンストレーションで機織りの仕方を見せてくれます。その後は、いよいよ私たちの機織り体験です!文字通り「手取り足取り」で教えてくれるのですが、なかなかすぐには覚えられません💦


     

 デモンストレーションの後、機織りの体験ができます。

 

また、左上の写真のように床に座って織る場合は、長時間この姿勢を保つのはとてもきつくて、機織り作業はなかなか大変な仕事であると感じました。

 

モチーフが複雑になれば、織り上げるまで数か月から半年ほどかかることもあるそうで、価格も数千円台からありますが、なかには数万円もする高級品もあるということでした。織物を学び始めたばかりの女の子たちの作品は、手頃な価格で販売されていたので、彼女たちを応援する気持ちでおみやげとして買い求めるのもよいのではないでしょうか。

 

 

  

  様々なモチーフのカラフルな織物はおみやげに最適。©Kompas

 

今回のロンボク旅行で紹介することができたのは、ほんのわずかです。2021年に完成したプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットでは、私たちが訪問した数日後から欧米の有名選手が参戦するMoto GP「オートバイロードレース世界選手権(自動車レースのF1レベル)」が開催されました。皆さんもいろいろな魅力を持つロンボク島を周遊して、新しい発見の連続に驚いたり楽しんだりしてみてください。

 

 

さて、6回にわたって、2023年に訪れたインドネシアでの見聞を書いてみましたが、いかがでしたか?次回は、何を書こうかなと考え中です。これからも皆さんに役立つ楽しい情報を書きますので、お楽しみに!

 



現在、私はインドネシア語入門~中上級講座を担当しています。独学でなかなか上達しなくてお悩みの方は、わからないことがわかるようになるまでていねいに教えています。

 

今回のブログのように、レッスンではインドネシアの最新情報などのお話も交えて行っていますので、インドネシア好きの仲間といっしょに楽しくインドネシア語が上達できます。

 

全くの初心者の方も大歓迎です。苦手な項目を得意な項目に変えて、語彙、文法、読解、翻訳、リスニングの総合力をアップしましょう。お待ちしております♪

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