道頓堀よ、泣かせてくれ | Initial M-Kのブログ

Initial M-Kのブログ

ブログの説明を入力します。

坂道AKBのDocumentaryシリーズで

NMB48の映画

 

これは48Gなどのアイドルグループをよく知らないが

ドキュメンタリー映画をよく撮ってきた映画監督が

監督した作品。

 

実は体調面とかいまひとつでなかなか見に行けず

ずるずるとのばしていたあと、ガタニーでやるときに

見に行ったはいいけど、時間にちょっと間に合わずで

パンフだけ買って、一泊その街をぶらぶらして帰ってきた。

それはそれでいい思い出になったけど。

ああ、こここんな街なんだ、といくらか楽しんだけど。

だからまた行こうと思っているけど。

 

で、のちにDVDをレンタルして見たんだけれど

 

センテンスごとに区切って、今話題の

哲学アイドル須藤凛々花がニーチェなどの

哲学者のセリフをいう構成にしているが

この編集構成はいいと思う。

映画館だとちょっと感じにくいかもしれないけど

DVDレンタルなど、家とか個人で見る際

とりあえずここまでで、残りはあとで、っていう

区切りがつけやすい。

 

そして、特に素晴らしい編集だと思ったのが

レコーディングの際、スタッフとかミュージシャンが

その曲に対する思いを語った後

ファン、オタがCDを大量買いするがひとつも

封を開けず、聞かずじまいというこの極端な

対比をきちんと前後に配置したこと。

このくにの薄っぺらさを見事に映し出したよな。

 

「矛盾してるんですけど、何かを変えたくて・・・」

何を?

何を変えたいと?

はっきり言えるほど明確なものはないよな

そんなのがファン・オタだと。

はっきり言えるほど明確なものはないが

それを晒されたくないよな

あまりにかっちょ悪いもんな

それを誤魔化すために

 

「何かを」

 

とか曖昧ないい方して、含みのあるように

思わせる表現すれば、オレって大人じゃーん

えれーだろ、かっけーだろ

認めろ認めろ認めろばっか

 

自分が上から目線になれるように変えたいだけじゃん

薄っぺらいゆとり大人

オレが推しているNMB48がてっぺんとったら

それ推してたオレえれーかっけーじゃん

認めろ認めろ認めろ認めろだけじゃん

そういう風に変えたいだけじゃん

あとは何にもないじゃん

「何かを」とかいいながらなんにもないじゃん

でも、そういう恥ずかしさを晒け出されたくないじゃん

そのために、スマホ・ネットで誤魔化しまくりジャン。

そういう上っ面だけの薄っぺらいくに

 

これは、Gyaoで見直しても、あまり新しい発見は

なさそうだけど、「ああ、こうだったな」と思って見ると思う。

この映画だけは、DVDで所有しておきたいなと思った映画。

見事にこのくにのある側面を映し出したDocumentaryだった

ので所有しておきたいな、と。

 

昨今、他のミュージシャンもいろいろとDocumentary出しているけど

(Perfumeとかヒムロックとか)

ここまでのDocumentaryはないと思う。

 

(加筆)

あと、印象に残った場面ひとつ思い出した。

ラジオディレクターかなにかになった娘が

まだグループに所属していたときの握手会で

どうせ自分のところにはこないから、大学の宿題か

なにかを持ち込んでて、結局握手会の時間に

せっせと宿題をやっていた姿をうつしていたこと。

やるなぁー、と思った。

こういうの素晴らしい。

んで、結局この娘なにかやらかしたの?

別にないんでしょ?

けど、誰も来ない。

んで、そんなダメな娘なんだっけ?

そんなことないよな?

そうは見えんが

結局ほとんど周りの同調圧力で並ぶ・並ばないを

決めているだけだもんほとんど。

こういう娘はきっと100も承知なんだろう。

こういう状態になったら、いくら何をやっても無駄だ、と。

何をやっても動かないただのもの

大きな人の形をしたもの

それが大人だから、何をしても無駄

動かないもの

だから動物じゃないよ

ただのもの

生き物じゃないよ

ただのもの

 

そういうことを100も承知なんだろう

今までやってきて身に染みたんだろう

このくにの大人とかいうモノは

決して動かないモノ

何がいい悪いかは明らかにしてはいけないもの

どんな法律や条令や憲法を定めても

同調圧力が勝手に自分の都合のいいようにしてしまうもの。