横断歩道の渡り方 | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<学校->ひろい空> 晴れ


最近のショウは、とても積極的だ。

今日の体育の授業のボーリングでは、

自分の番が来る前から、車椅子を漕いで前にでて、

早くやりたいとアピールしていたらしい。


良い天気だったので、午後は外へ散歩にでたらしいが、

みんながお花見や畑をみていても、目もくれず、

「先を急ぐぞ!」とばかりにひたすら進んでいたそうだ。



下校後の療育では、いつものトレーニングだけでなく、

調理実習(茶碗蒸し)を作ったそうだ。


学校でも作ったことがあるので、

手順を覚えているようで、集中して調理していたようだ。

出来上がった茶碗蒸しは、2杯も食べたそうだ。



帰宅は、17時30分頃だったので、

「ショウが帰りたくない!」 言うほど、まだ随分明るかった。


マンションの入口へ向かうと、

両手でブレーキを掛けてしまうので、

仕方なく、散歩へ出かけた。



ショウの流行は 『 横断歩道 』 だ。

マンションの前の横断歩道のボタンを押して待ち、

信号が 『 青 』 に変わってから渡る。


一見、当たり前の事だが、ショウが、

『 横断歩道の渡り方 』 を理解していて

行動している事は凄い事だ。