九州(南部)川地塾3-3 自然のリズムに合わせる | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ のち 雷 のち 雨


九州地方が、待ちに待った梅雨明けである。

朝から天気も良く、昨日ほど気温源率もよくないので、

雷雨が来るのも、午後遅くになってからだろう。


しかし、月曜日に参加する予定だった塾生も

大気が不安定と言う事で、エリアには現れず、

今日の塾生は一人。(チョッと寂しい)



正に、マンツーマンなので、塾生は喜んでいた。

が、今日は、空回りが多かった。


切欠は、些細な事。

ランディング(着陸)場の車にコンテナを忘れたのだ。

絶好のコンディションを目前に控え、

飛んで降りる事になってしまった。


この最初のボタンの掛け違いが、

今日一日のフライトに、最後まで影を落とすことになる。


実は、途中に何度か、修正するチャンスがあった。

しかし、相変わらずのマイペースで、

このチャンスを見す見す逃す事になってしまった。



なぜ、今回、この話題を取り上げたかというと、

多くのパイロットがマイペースなのだ。


明らかに、引潮から上潮へ

道路でいうなら、流れが悪い車線から良い車線へ。


飛びでいうなら、コース取りが悪いのに、

リフトラインに乗り換えるチャンスがありながら、

全く変更をしようとしないのだ。



例えば、テイクオフのタイミング。


沖で良好なサーマルが発生し、

それに乗るには、 “ 今 ” しかないのに、

「もう少し風が入ったら」と言って、

飛び立たないパイロットをよく見かける。


コンディションは、“ジャスト・ナウ”なのに、それを見送り、

悪くなった頃に飛び立ち、あえなく撃沈して、

大きく肩を落とす姿を、幾度となく目撃してきた。。



そんな方々に、私はいつも言っている、

『 自然のリズムに合わせなさい 』 合わせられないなら、

合わせられる様に練習を積みなさいと。