<お仕事> 時々
今日は、昨日よりコンディションが悪い。
天気図と 『 曇り時々晴れ 』 の予報だけを見ると
何か飛べそう?な気分になるが、危険な日なのだ。
何処が悪いかというと、上層の風が強いのだ。
現実に朝9時の時点で
ランディング(着陸)場の風、0~1m/s 方向無し
ハング・テイクオフ(離陸)場の風、2~3m/s 南
三之塔(約1300m) 10.0m/s 西
風速計は、昨日、調整をして取り付けを完了したばかり。
風速計の数字を見て、誰もがセンサーの故障、
もしくは、調整ミスを疑った。
しかし、その推測は誤りであることは、直ぐに判明する。
パラ・テイクオフ場に到着した一行を待ち受けていたのは、
怪しい風だった。
勢いよく前から入ったかと思えば、突然フォローが入る。
かと思えば、パタリと無風になる。
余程鈍感なパイロットで無い限り、
飛ぼう!とは言わないだろう。
当然、塾としても待つ事にした。
しばらくセミナーをしていると、風が安定しだした。
ここは、勿論、川地がダミーをする。
飛んでみて分ったのだが、
テイクオフレベル付近に強力な逆転層があるようだ。
一般的には、時間が経つにつれて逆転層が弱まり、
上空の強い風が下層に降りて来る。
(つまり、西風強風になるのがよくあるパターン)
しかし、今日は違った。
お昼を過ぎても、3時になっても、
下層は穏やかなままだった。
(その代わり、ど安定でブッ飛び)
今日は、特殊。
いつも、こうだと思わないことだ。
この記憶が皆に残らない事を願うばかりだ。