川地塾九州北2-3 立て直せず | 見えない翼

見えない翼

私達は誰もが夢に向って翔る“見えない翼”を持っています。しかし、多くの人々が夢を追う事を諦め、翔る事をいつしか忘れて・・・。
そんな世の中にあって、パラグライダーの世界一へ挑戦し続ける父と重度の障害を持ちながらも懸命に生きようとする息子の奮闘日記です。

<お仕事> 晴れ 時々 くもり


今日は、倉岳でフライトする。

昨晩は、テイクオフ付近にあるバンガローの駐車場で

テントを張って宿泊した。


倉岳エリアは、天草市の南東に位置し、

山の南東面のエリアで、直ぐ前方に八代海が広がり、

後方に、島原湾、有明海が広がる。


とても癒される眺望だ。 目



今日の天気予報は晴れで、

東->北東->北と風向きが変わっていくが、

弱い予報なので、南からのサーマルブローが入って

飛べるだろうと予測している。


ただし、山の形状から推測して、北東風の時は、

ソアリングの難易度は、とても高い。



普通ならエリアへ行く時に、山の形状を確認して、

サーマルポイントや風の流れをイメージしてから

山へ上がるが、夜の内に山へ上がってしまったので、

イメージが全く構築されていない。


鳥が飛んでいるのを見れば、

サーマルが出ている事は分るが、

難しい風なので誰も出ようとしない。


お先にどうぞどうぞということで、

必然的にテイクオフの順番は、私が一番になった。

仕方ない、過去の経験から何とかするか・・・。 (ーー;)



で、テイクオフ(離陸)した。

機体が上昇風を捕らえるのを感じた。

行けると思ったのも束の間、

右翼端が絡んでいるのに気付いてしまった。


吹流しに引っかかりそうになった、左翼端に気を取られて、

右翼端のチェックが甘かった。

絡みを取っている間に、高度を大きくロス!!


ただでさえ、難易度が高いのに、

己のミスで出鼻をくじいてしまい、集中力が乱れた。

もがきはしたが、立て直せず、ランディング。


まだまだ、鍛錬が足りませぬ。 (-"-;A



気を取り直して、2本目。

今度は、勿論、絡みもなく、出たタイミングもバッチリで、

直ぐにトップアウト!


一度トップアウトしてしまえば、

後は、楽勝で空中散歩を楽しむ事ができる。

本当に、出て直ぐが勝負の分かれ目だ。

タイミングも重要。


この日、私がいる間にトップアウトできたのは、

もう一人(塾生)のみだった。


16時にはエリアを出発し、帰途に着いた。

島原から福岡空港まで、3時間は見たほうが良いからだ。



今回、突然の訪問だったが、月曜日にも関わらず、

大勢のエリアの方が温かく迎えて下さった。

本当に感謝したい。


今度、九州へのツアーを企画したら、

このエリアを候補地に入れたいと思う。